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九「君たちには、私の娘のAのボディーガードとして働いてもらいたいのだよ。」






雅「ボディーガード!?そんなんやったことないっす。」






九「君たちには簡単だと思ったのだが、、、」




広「いや、俺ら職種違うんだけど……」






九「まあ、ボディーガードというのは形だけだよ。本当は娘が逃げ出さないか見張っていて欲しいんだよ。」







雅「逃げ出さないように、、、?」


広「どういうことだよ。」







九「んー…まあ、余り詳しくは言えないのだがね」



なんだそれ、このおじさん結構やばいんじゃね?
普通、自分の子どもにそんな事しないだろ………







広「俺たちには知る権利があるだろ。仕事する上で。」





雅「なんか、広斗さ口調が変わってない?
一応さ依頼人なんだし………」





と、言ったら睨まれてしまったので
今のはなかったことに、、、、





九「うーん、とりあえず軽く説明するとだな、
Aには婚約者がいる。
これは前から決まっていたことだ。
しかし、今になって結婚などしたくないと
言ってきた。
そして、この船旅で逃げ出す準備をしていたらしい。
という訳で、娘の使用人ではなく、君たちに頼むことにした、というわけだ。」








ふーん、なるほど



別に、誰かから守るわけでもなく
監視役ってとこか






広「1つ聞いていいすか。」





九「なんだね?」





広「あの、それって俺らがまわりのこととか
世話しないといけないってことになりますよね?」







あ、そっか
メイドさんとかいないもんね






雅「えぇーーーー!俺、自信なさすぎる、、、」






九「まあ気にすることない。もし、何かあれば向こうの者を借りればいいだろう。」





雅「向こう?」






九「Aの婚約者だよ。」

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作者名:時雨 | 作成日時:2018年1月13日 12時

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