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そんなこと考えてる暇もなく時間はどんどんと過ぎていく



考えても分からないからとりあえず朝ごはんを作ることにした



冷蔵庫を開けてフレンチトーストの材料を取り出していく



そろそろ、飽きてきたなぁ



数分もすれば完成したトースト



食べながらスマホを弄り、適当にネットニュースを見た



全然面白い記事も見つからずにご馳走様をして



どんどん、家を出る準備を進めていく



リュックを背負い、家の鍵を持って



耳にイヤホンをする



そして、誰もいない家に



「…いってきます」



と呟き、鍵を閉めた







いつも寄っているコンビニには行かずに駅へと直行した



電車で2駅くらい通り過ぎる



次の駅のアナウンスが流れ、俺はドアの前に立った



それと同時にイヤホンを外すと



ドアの開くアナウンスが流れドアが開いた



それと同時に大量の人が出口へと向かう



しばらく歩いてれば誰かがぶつかってきた



「うお、」

「あ、ごめんなさ、、やっぱりだ」



俺の顔を見るなり何かを確信したかのような表情を見せた



「廉だよね…?」

「すみません、ここら辺で失礼します」



俺たちが立ち止まってるせいで周りのハゲた人たちは



“くそ、邪魔だな”と暴言を吐いているのが耳に入った



だから早くこの場を離れたかった



なのに、そんなこと彼の耳には入っていないのか



「ちょ、ちょっと待って!」



と、俺を呼び止めたが無視をしてその場を立ち去った



あいつは一体誰やったんだろう

☆→←.



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作者名:みのりさま | 作成日時:2021年11月29日 21時

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