幸せをありがとう (ページ5)

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ひなたside

パパとママのお葬式のあと、パパのお姉さんに
引き取られた。
当時、僕は6歳、愛は5歳だった。

おばさんはスナックで働いてて、男好き。

いつも違う男の人を家に連れてきてた。

男の人がくると毎回外に追い出された。
行く宛のない僕たちは、近くの公園で過ごしてた。

おばさんは、大のこども嫌いで、酒癖が悪く、すぐにカッとする人だった。

僕たちの仕事になった家事が遅かったり失敗したり
すると、ご飯抜きは当たり前。
大声で怒鳴られ、お仕置きとして、
殴る蹴る、翌朝まで裸でベランダに出されることなんて日常茶飯事。

まだ小さかった僕たちは、おばさんの思うように家事も出来なくて毎日怒鳴られ、お仕置きされてた。

ある日、おばさんの仕事中に、逃げ出して助けを呼ぼうとしたら、
その前におばさんに見つかり連れ戻された。

その日のお仕置きは特に酷く、タバコの火やアイロンを背中などいろんなところに押し付けられた。

「兄さんたちの遺産が手に入らなくなるじゃないか！」

「この死に損ないが！」

「育ててやってんだから、少しは、わたしの為に働きな！」

と言いながら。