幸せをありがとう (ページ4)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:13,274 hit

プロローグ2 ページ4

愛side

あれは、五年前。わたしが5歳だった時のはなし。

あの日は、わたしの5才の誕生日だったんだぁ。

パパとママが某ネズミの王国に連れて行ってくれるって約束してくれたの。

にーには行ったことあるけど愛は初めてだったからすっごく楽しみにしてた。

出発当日の早朝。
パパは運転。
後ろの席に、にーにと愛とママ。
みんなで着いたら何をするかお話ししながら、ワクワクと出発。

しばらくして前の日、楽しみすぎて寝れなかったし、車の揺れが気持ちよくて、眠くなっちゃって愛とにーには夢の中へ。

次に目を覚ましたら、パパの車じゃなくて
知らない部屋のベッドの上だった。
にーには隣のベッドにいたけど、パパとママはいなかった。

何がなんだかわかんなくて怖くなって泣いてたら
白衣を着たおじさんがきて、こう言われたの。

「ひなたくんと愛ちゃんだね。
ココは病院だよ。どこか痛いとこない？」って。

そんなことよりパパとママに会いたくて、
「パパとママはどこ？パパとママのトコに行く」って言ったの。

そしたら

「君たちのパパとママは事故に遭ってお空にいっちゃったんだ」
「もうすぐ親戚のおばさんが迎えにきてくれるからね」

って。

他にも何か言ってたけど、にーにと泣きじゃくってて覚えてない。

それから地獄のような毎日が・・・