cherish.22 ページ22
2学期が始まって元の生活に戻った
今年の夏休みはいろんなことがあった
後半はほとんど宿題に追われてたけど
始業式は例年通り普通だったし帰るのも普通だと思ってた
「校門でなんかキャーキャー言ってんな」
隣にいる廉くんが歩きながら言った
「そうだね」
門まで近づくと、女子の騒ぎの原因が分かった
「紫耀くん！？」
高校の制服を着た紫耀くんとすみれが校門で私たちを待ち伏せしてた
「早く来て〜！！」
マンションの近くの公園まで4人で来た
「Aに言いたいことがある
はちみつレモン、超美味かった
ありがとな」
優しく頭ポンポンをされて胸が苦しくなる
「と、もう一つ
俺らの高校に入学してほしい」
「えっ…？」
紫耀くんは正気で言ってる？
私の頭で紫耀くんたちの高校に入れるわけがない
「え、まじ？
じゃあAと一緒にがんばろっかな」
廉くんはなぜか楽しそう
ニコニコで肩に腕を回してきた
私も年頃だから男子に触れられるとドキドキする
「じゃあそれで決まりね！」
すみれもポンポーンと飛び跳ねている
紫耀くんと廉くんと別れてからすみれと2人になった
「Aが入学頑張ってくれれば、
また紫耀と廉と4人で学校に行けるの！
楽しみじゃない？」
確かに…
そう考えると頑張るしかない
この夏から受験勉強の日々が始まった―――
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たまおのおっかけ(プロフ) - かいとんさん» コメントを頂けてとてもうれしいです(*´ω`*)そのお言葉を大切にしてこれからも頑張っていきたいと思います(^^♪ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: 447876b607 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - とっても面白いです！とても楽しみにしています。更新頑張ってください！ (2020年8月20日 18時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまおのおっかけ | 作成日時：2020年8月15日 23時
