cherish.16 ページ16
「…彼女さんとは別れたの？」
さっき、女子のうちの一人が別れたって言ってたから
意を決して聞くことにした
すると、紫耀くんはあんまり表情を変えずに
「そーだよ？」
で間を開けずに
「彼女持ちってしんどいー
朝一緒に登校するだけでクラスのやつらに言われるし
何かと一緒にしようとしてくるし」
紫耀くんの中での彼女を持つってイメージはそんなんなんだ…
まあ、あながち紫耀くんの言うことは間違いではない
でも、もし私が紫耀くんの彼女になれたとしたら
朝だって一緒に登校したいし、一緒に行動したい
でも紫耀くんはそれをしんどいと思っていたなんて……
「あー、ごめん
もうすぐ花火始まるよ」
私がいろいろ考えていたから無言の時間が生まれていた
「あっ、ごめん」
「別にいいよ
…廉とすみれいないし今すぐAの―――
「あ！紫耀とAやん……？？」
後ろには声の主、廉くんがいた
その横にはすみれがチーズボールを2つ持っていた
「廉…タイミング
あ、これAと紫耀の分〜」
「ありがとうぅ」
「さんきゅ」
すみれは本当にやさしい
チーズボールを一粒口の中に運んだ途端
花火が打ち上げられた―――
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たまおのおっかけ(プロフ) - かいとんさん» コメントを頂けてとてもうれしいです(*´ω`*)そのお言葉を大切にしてこれからも頑張っていきたいと思います(^^♪ (2020年8月21日 23時) (
レス) id: 447876b607 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - とっても面白いです！とても楽しみにしています。更新頑張ってください！ (2020年8月20日 18時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまおのおっかけ | 作成日時：2020年8月15日 23時
