鬼殺隊風柱継子 ページ14
数日経ってイレイザーの体調も回復し、授業が出来るまでになった。
イレイザーが教室に入ってきたときの生徒の衝撃と、梅雨の心配は物凄かったが、次の瞬間にもっと驚くこととなる。
イ)「USJでの一件で、気になることがある奴が大半だと思う。それはもちろん、あの怪物を討伐した人物の事だろう。と言う事で、今日はご本人を迎えた。」
「ええぇえぇぇぇえぇぇぇ！？」
断末魔と言っていいほどの叫び声が１ーAに響いた。
イ)「ただしっ！」
一瞬で静まり返る１−A
イ)「お前らよりも一つ年上で、実力もお前らの足元にも及ばない。くれぐれも失礼のないように。」
出)「(あの数を1人で倒したんだ、一体どんな個性なんだろう…。)」
と、心を弾ませる出久。
その時、大きめの扉が開き1人の少女が入ってきた。
それは紛れもなく、オールマイトが"優秀な増援"と言っていた少女だった。
『お初にお目にかかります。鬼殺隊風柱継子、雨野Aと申します。以後、お見知り置きを。』
と言って一礼した彼女の顔立ちは、本当に自分より一つ年上なのかと疑ってしまうほどに大人げだった。
腰まで伸びた艶やかな黒髪。発色の良い薄い唇。まつ毛は長く、切れ長でエメラルドグリーンの宝石のような色の瞳。
一目で美人であると言うことがわかる。
だが、表情は儚げで一切笑っていない。
つい、生徒達が見とれていたので、
『私の顔に何か？』
と言われるまで気づかなかった。
ここでようやく、出久がAに質問する。
出)「あのっ、雨野さんはどんな個性をお持ちなんですか？」
『いえ、私は無個性です。というか、私の所属している鬼殺隊は皆、無個性ですが。』
と当たり前のようにAが言うので、一寸の間クラスが静かになり、次の瞬間また断末魔のような声が響く。
出)「えええぇぇぇ？！無個性？あんなに強いのに？！」
クラス中が騒ぎ始める。特に、騒ぐというより荒ぶっていたのが…
爆)「どういう事だテメェ！！」
と机を思いっきり叩いて立ち上がった。すかさず切島鋭児朗が爆豪をなだめる。
切)「おいやめろ爆豪。落ち着けって！」
爆)「落ち着いてられっか！なんで雄英に、無個性が居るんだよ…！」
その瞬間、イレイザーの瞳が赤く光る。
すみません、容量が無くなってきたので次にいきます！
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蓬(プロフ) - 夜凪碧さん» ありがとうございます、励みになります！ (2020年11月6日 17時) (
レス) id: 3c1526f3a9 (このIDを非表示/違反報告)
夜凪碧(プロフ) - 文章が上手で物語が捉えやすいです！！！それに内容もとても面白いです！！！！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年11月6日 17時) (レス) id: be53cfd8d7 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - ルナさん» すみません！すぐ直しますね。ご指摘ありがとうございます。 (2020年10月31日 8時) (レス) id: 3c1526f3a9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - たんじろうって漢字は次じゃなくて治で「炭治朗」ですよ (2020年10月30日 21時) (レス) id: 6d97165307 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - 静乱さん» ありがとうございます！まだ物語は進んではいませんが、これから頑張って行きます。 (2020年10月15日 20時) (レス) id: 3c1526f3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓬 | 作成日時：2020年10月10日 23時
