もじゃもじゃ ページ27
ブンブンと首を振る母は、見たところ殺すのを駄目だと理解したように私の目に映った。
「あ、ありがとうございます！」
父がそう笑顔で半分眼鏡のおじさんに言うと、おじさんは少し悲しそうな顔をして、
「ワシは入学の頃には教職から外されているかもしれんがね。あの方の息子を殴り倒してしまった。」
殴り倒す！？実はこのおじさんも殺し屋･･･？いや、スパイ･･･？
先生が殺し屋かスパイ･･･。A、ドキドキ！
「何かお力になれることがあれば。」
そう父が言うと、おじさんは振り返って
「気休めでも嬉しい。家で合格の連絡を待っていろ。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「アーニャ合格〜！A合格〜！」
そう繰り返しながらクルクルと回るアーニャお姉ちゃんを見ていると、目が回ったらしく、倒れそうになったアーニャお姉ちゃんを、母が支えてくれた。
「＿＿＿＿＿＿＿＿はい、失礼します。」
そう言い、微妙な顔をして電話を切る父。
ポケットからクラッカーを取りだし、
「合格だ！！」
そう満面の笑みで言いながらクラッカーを鳴らした。
私達二人を抱き上げ、たと思ったら、流石に二人は重かったらしく、ソファーにへたりこむ父を見ながら母は、
「良かったですね！良かったですね！嬉しいです！」
「ヨルさんも本当にありがとう。」
家族揃ってこんなに喜ぶのは初めてだな･･･。と思っているとドアベルが鳴った。
ドアが開くと、久しぶりのもじゃもじゃが立っていた。
『もじゃもじゃ〜！聞いて聞いて！Aとアーニャお姉ちゃん合格！』
そう足元で目を輝かせながら言う私を見てもじゃもじゃは、
「知ってるさ。今日は合格のお祝いだお祝い〜！」
そう声を張り上げるもじゃもじゃに父は驚いたようにように、
「早いな。」
「情報屋ナメんなよ。」
そう自慢気に言った。もじゃもじゃは母の方に向きを変え、自己紹介をし始めた。
「あー、奥さん初めまして！ロイドの友人、フランキーです！」
「初めまして。」
「もじゃじゃん！」
ペコリとお辞儀をする母に、もじゃもじゃの足元に抱き着くアーニャお姉ちゃん。
「これは宴だ宴〜！酒もあるしデリバリーも頼んどいたぞ〜！」
父がちょっと迷惑そうな顔してる＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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Shizku/0716 - 朝はパンよりご飯派さん» ごめんなさい！分かりにくかったですよね。ラニアンは私のオリジナルキャラクターで、ダミアンの双子の兄、という設定にさせて頂いてます。誤解を招いてすみません。 (2022年6月12日 18時) (
レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - あのラニアンって誰ですかね？検索しても出てこないんですけど(￣▽￣;) (2022年6月12日 14時) (レス) @page42 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
tomokizyosi(プロフ) - こちらこそ✨楽しく読ませていただきます (2022年5月20日 17時) (レス) id: be794d2ad7 (このIDを非表示/違反報告)
Shizku - tomokizyosiさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年5月19日 22時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
tomokizyosi(プロフ) - アーニャこの小説好き更新«٩(*´ ꒳ `*)۶»ﾜｸﾜｸ (2022年5月19日 17時) (レス) @page8 id: be794d2ad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年5月14日 17時
