面接試験 ページ21
「牛にも効くかなと思って･･･！」
そう言い母が牛の方を見ると、牛が後退りしていた。
「引かないで下さい！」
そう言う母を横目に、私とアーニャお姉ちゃんは牛のボスの方へと向かって歩いていく。
『牛さん、怖がってる･･･？』
「だいじょぶます。怖くない。」
そう言いながら牛を撫でる私達を父は抱き上げ、
「何やって･･･」
と言いかけると、牛が立ち上がり、みんなで帰って行った。
『みんなおうち帰った。』
「みたいだな。幸い怪我人も出なくて良かったな。」
「ですね。」
父と母が安堵の声を漏らす。
「フォーーーーーージャーーーーーー！！」
そう言い、猛ダッシュで走ってくるおじさん。誰？あの人？
「助かった。礼を言う。そして、今日のところは完敗だ。混乱の収拾の為、今日の面接時刻を送らせることとする。身だしなみを整えてから再度学校に来い。お前たちにはこの学校を受ける資格がある。」
「ご心配頂き有難うございます。ですがご心配無く。こんなこともあろうかともう一着用意しておりますので。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「次の方、フォージャー様。」
「はい。」
そう言い、父が扉を開ける。
「失礼します。」
もう後戻りはできない。
「ではまず、ご両親の方から質問させて頂きます。お二人は再婚だったそうですが、一体どのようなご関係だったので？」
「彼女とは仕立て屋で出会いました。彼女の凛とした立ち振舞いに引かれまして、先妻との死別以来、娘達の事もあり慎重になっていたのですが、会話を重ねるうちに意気投合しました。彼女は家族思いのとても優しい人です。娘達とも上手くやっていけると思いました。」
と、父が話せば話すほどに、母の頬は薔薇色に染まっていく。
「ほう、奥様の方は？」
「え、えと。ロイドさんは子供思いのとても言い方です。私のことも気遣ってくれますし。」
「良好なご家庭のようで良いですね。」
「奥さん美人なのにどうして子持ちなんかと結婚しちゃったかねぇ。」
「はしたないですぞ。スワン先生。」
スワン先生と呼ばれた人は不機嫌そうに表情を曇らせる。
「それではもう一つ質問を。本校を志望した理由をお聞かせ下さい。」
はっ、母！死亡じゃなくて、志望だよ＿＿＿＿＿＿＿＿？
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Shizku/0716 - 朝はパンよりご飯派さん» ごめんなさい！分かりにくかったですよね。ラニアンは私のオリジナルキャラクターで、ダミアンの双子の兄、という設定にさせて頂いてます。誤解を招いてすみません。 (2022年6月12日 18時) (
レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - あのラニアンって誰ですかね？検索しても出てこないんですけど(￣▽￣;) (2022年6月12日 14時) (レス) @page42 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
tomokizyosi(プロフ) - こちらこそ✨楽しく読ませていただきます (2022年5月20日 17時) (レス) id: be794d2ad7 (このIDを非表示/違反報告)
Shizku - tomokizyosiさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2022年5月19日 22時) (レス) id: d6a0ce7232 (このIDを非表示/違反報告)
tomokizyosi(プロフ) - アーニャこの小説好き更新«٩(*´ ꒳ `*)۶»ﾜｸﾜｸ (2022年5月19日 17時) (レス) @page8 id: be794d2ad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年5月14日 17時
