雪3 ページ19
ディナーが終わって、食後のデザートになると、恒例のクリスマスプレゼント交換になった。
さすがに、靴下にプレゼントを入れてもらう歳じゃない僕たちがそれぞれでプレゼントを買って交換しあう。
出費は激しいけどね。
(プレゼント代×兄弟分)
いつも、雅臣兄さんから順番にプレゼントを渡すことになっていた。
今年は、マフラー、洋書、革靴、パソコン、帽子、アンティークランプ、ブランケット、TVゲーム、オルゴール、ドッグタグペンダント、もこもこの耳当て、うさぎの抱き枕を貰った。
そして、僕の番になって僕は大きめの紙袋から大小様々なラッピングされた箱を取り出した。
要『あれ…もしかして月夜手作り？』
いち早く気づいた要兄さんがそう言った。
『うん…。体調悪くて出掛けられなかったから…。手作りで本当に申し訳ないんだけど…』
祈「そんなことないよ。月夜がくれるものならなんでも嬉しいから。」
祈織兄さんはそう言って、僕を優しく撫でた。
『えっと…じゃあ、雅臣兄さんから。』
僕は細長い箱を取って雅臣兄さんに渡した。
雅「ありがとう。開けてもいい？」
『うん。』
僕が頷くと、雅臣兄さんはラッピングを綺麗に取って箱を開けた。
中から出てきたのは、シルバーのペンダント。
チャームのドッグタグに雅臣兄さんのイニシャルを入れて誕生日石を嵌め込んだ繊細な模様のペンダントだ。
雅「すごいな…これ、月夜が作ったの？」
『見よう見まねだったけど…上手くできたから。雅臣兄さんはお医者さんだからあまり見えないやつがいいかなって思ったんだ。』
照れるように僕が言うと雅臣兄さんは嬉しそうに早速ペンダントを身につけた。
雅「ありがとう、大切にするよ。」
『じゃあ、次は右京兄さん。』
右「はい。」
右京兄さんにはシルバーの台座に誕生日石とイニシャルを嵌め込んだ蔦模様のネクタイピンを渡した。
弁護士の右京兄さんでも、ネクタイピンならつけられると思ったからだ。
要兄さんには、同じように誕生日石とイニシャルを嵌め込んだピアス。
椿兄さん、梓兄さん、棗兄さんはそれぞれ誕生日石とイニシャルを入れたアンクレット。
琉生兄さんには、誕生日石とイニシャルを入れたチャームがついたヘアゴム。
昴兄さんには、誕生日石嵌めてとイニシャルを掘ったウッドバングル。
祈織兄さんには、誕生日石とイニシャルを掘ったイヤーカフス。
侑介には誕生日石とイニシャルを掘ったリング。
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咲(プロフ) - こんな感動できる作品をありがとう！！ほんと涙が次から次へと止まりません。空、地とすごく感動しました (2018年9月25日 17時) (
レス) id: b485c04083 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - *Haru*さん» 暖かいお言葉ありがとうございます。私もHaru様という素敵な読者の方に出会えて、心から嬉しく思います。またどこかでお会いできたら、と思います。応援くださりありがとうございました。 (2017年9月20日 20時) (レス) id: b122964338 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - 心結さん» 今さらではありますが、ご感想ありがとうございました。またどこかでお会いできたら嬉しく思います。本当にありがとうございました。 (2017年9月20日 20時) (レス) id: b122964338 (このIDを非表示/違反報告)
*Haru* - この作品に出会えて心から嬉しく思います。【空】【地】どちらも泣かずにはいられませんでした…！【空】は最後の展開が切なすぎて…【地】は温かい話だと思いました。これからもシウ様の作る物語を楽しみにしてます！ (2017年8月30日 19時) (レス) id: e19b2f5049 (このIDを非表示/違反報告)
ウェン - これ、朝に見たらダメだ｡学校あるのに、涙とまんない (2016年8月3日 15時) (レス) id: 6e056de376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シウ | 作成日時：2014年5月30日 20時
