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kt「山ちゃん、お腹すいてる?」


ym『すいて……ない。』



kt「そっか」


お腹なんてすかない。分からない。



ソファーで俯いていると隣に温もりを感じた。


kt「ごめんね、山ちゃん。」


急に謝られても、何が何だかわかんない。


kt「何も言わなくてごめんね。」


ほんとだよ。なんか言えよ。


kt「そーだよね、でもね、先に行っちゃったら絶対
山ちゃん止めてくれるでしょ。山ちゃんと離れ
たく無くなって、留学辞めちゃいそうだったか
ら。」


なんだそれ。意志が弱いぞ


kt「ほんとにね、山ちゃん大好きだから。離れたく
ないんだよ。」


そんなこと言われたって、俺だって寂しい……



全部声に出てない。だけど分かってくれる。

それが当たり前のように。

そんな温もりが隣から消えるんだ。不安しかない。


すると、ふわっと抱きしめられた。


kt「ほんとにごめんね、そんな悲しい顔をさせて。
だけどね、圭人ね、山ちゃんの隣に堂々と立て
る男になりたいの。」


ym『っ、そんなの、今だって……』


kt「うん、ありがとね?でも、圭人が嫌なの。
隣にいるはずなのに、すごく遠くに感じて。
ずっと一緒にいるはずなのに不安になる。」


kt「でも、それって俺のせいじゃん。俺が成長した
らいいんじゃんって思ったんだよ。」


ym『寂しくないの?』


kt「寂しいよ、寂しいに決まってる。」


kt「だけど、山ちゃんなら待っててくれるでしょ」


ym『酷い男じゃん、2年もほっとくんでしょ。』


kt「そうだよ、嫌いになってもいい。」


ym『俺のために留学するのにか?』


kt「うん、それでも仕方が無いと思ってる」

ym『矛盾してんな……笑』


kt「そーだね、でも、待っててくれるでしょ。」


ym『わかんない、でも、俺も頑張るよ。』


kt「俺が目を離したら倒れちゃうんだから、頑張り
過ぎないでね。」


ym『お前もな』


少し余裕が出てきたら、けいとか旅立つまでの日々を一緒に過ごしていようと思った。



一緒に食べるご飯も、並んで眠る夜も。

微笑みあってキスする時も。

全部全部記憶に焼き付けようと思った。

2年間の月日を乗り越えられるように……

・→←アネモネを君に (ktym)



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うみほたる(プロフ) - しとらすみんとさん» いえいえ!!当たり前体操じゃん。 (2020年8月12日 23時) (レス) id: 3712bdf8d2 (このIDを非表示/違反報告)
しとらすみんと(プロフ) - うみほたるさん» うみちゃーーー!!来てくれてありがと!!この作品も楽しんでね!! (2020年8月12日 23時) (レス) id: 1fa216fb83 (このIDを非表示/違反報告)
うみほたる(プロフ) - しらすさーーーん! やほん (2020年8月12日 23時) (レス) id: 3712bdf8d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しとらすみんと | 作成日時:2020年8月12日 22時

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