どんな日も。 (JUMP×JUMP) (ページ17)

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Angel Day (arym) ページ17

arym Real

ar

今日は都内のスタジオで雑誌の撮影だ。

撮影って言っても、コロナウイルスの影響でまだまだ全員は集まれない。

今日はBESTと7に別れての撮影で午前中に7の撮影は終わってるらしい

in｢大ちゃんとこの彼女、今日この撮影だけらしい
じゃん。珍しいね｣

そう、俺の彼女である山田は年中多忙でなかなかオフの日なんてないのだが今日はこの雑誌の撮影が終わってからはオフらしい

『大ちゃんちで勝手に待ってるから』

と素っ気ないふうに電話で伝えてきたが半日オフの日を俺とすごしてくれようとしてることが嬉しくてたまらない。

in｢おい、にやけてんぞ5歳児｣

ar｢ひと言余計だわ！｣

そんな話をしてるとJUMPのうんちく王薮くんが話しかけてきた

yb｢そーいえば大ちゃん知ってる？｣

ar｢なにを？｣

yb｢今日って天使の日らしいよ｣

ar｢は？！山田の日じゃねーかよ！｣

yb｢言うと思った笑｣

うんちく王によると今日は天使の日らしい。

なんと、山田の日じゃねぇか。

これは帰ったら言わなきゃいけねぇな。

yb｢あー、またアイドルじゃない顔になってるよ。｣

in｢やぶぅ、もうこれ諦めた方がいいやつだよ。｣

ar｢聞こえてるかんな！！！！｣

………………

そんなこんなで撮影を終えた俺はBESTへの別れを告げてすぐ自宅へと急ぐ

あまりにも急いで見えたのか、マネージャーに

｢有岡さん、この後なんあるんですか？｣

と聞かれてしまうくらいにはせかせかしていたらしい。

俺が1人で焦っても早く帰れないので、メッセージアプリを開いてみると

ym『今日はオムライスにしたからな』

となんとも簡潔な文字。

だけど俺の事を思って俺の好きな物を作ってくれる山田がやっぱり愛おしい。

｢あー、早く家つかねぇかな……｣

俺のつぶやきは車のクラクションにかき消された

………………………………………………

気づいたら寝ていたらしく、マネージャーに起こされると家の前まで着いていた。

次の仕事の確認とお礼を伝えると足早に車をおりてエレベーターに乗り込む。

ポーンという軽快な音と共に自宅の階に着いたことが分かる

玄関の扉を開けるとオムライスのいい匂いがする

するとすぐに

パタパタと歩いてくる音が聞こえて

『おかえり。お疲れ様。もうすぐできるよ。』

とエプロンをつけた天使が登場した。

今日も一段と可愛いな。

ただいまの挨拶もそこそこに手を洗えと言われ、言われた通りして戻る。