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合流した須貝さんたちと、リフト乗り場近くの邪魔にならないところに集合する。
オープニングの映像を撮るため、一列に並ぶ。
須貝さん、乾、俺、こうちゃんの順に並ぶが、俺もこうちゃんもすでに雪まみれだ。
山本司会で企画が進んでいく。
リフトで山頂に向かいながら、雑談をする。
「伊沢さんずいぶん雪ついてますね」
「さっき派手に転んだんだよ」
山本に突っ込まれる。こうちゃんは転がるほどのスピードを出していないからか、頭の先まで雪がついてるのは俺だけだ。
「あ…」
ふと視線を先にれば、向こうから見覚えのあるウエアが滑ってくる。例の彼女だ。
「あの人、すごい上手ですよね〜」
「女の人だから余計驚くよな」
「女性なんですか？」
「さっきリフトで乗り合わせて話したら女性だった」
へーっと感心しながらカメラマンと３人並んで彼女の滑りを目で追う。相変わらず無駄な動きがない。滑らかに降りていく姿に惹きつけられる。
「珍しいですね」
「何が？」
「伊沢さんが知らない女性と話すなんて」
「…そうか？」
確かに、普段の俺だったら話しかけることはないかもしれない。
もう一度彼女のいた方を見ると、もうそこに人影はなかった。
彼女が通っただろう溝が深く掘られている斜面を見ていると何故か焦燥感が込み上げてきた。
彼女を捕まえておかなければならない、と駆り立てられるような焦り。
その不思議な感覚に戸惑いつつ、今は撮影に集中しなければと１度目を閉じてリフトを降りた。
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シロ(プロフ) - 夢小説大好きおばけさん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…その後、いつかどこかで公開します:) (2021年3月3日 16時) (
レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説大好きおばけ(プロフ) - 初めまして、どの話も本当に素晴らしかったです。言葉選びが優しくて、特にKochanのエピソードが思い出話含め一番好きでした……！いつかその後を拝読できる日が来ることを願っています。 (2021年3月3日 15時) (レス) id: a1cfe06fe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年12月24日 12時
