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私がよく友達と訪れる、サラダが美味しいちょっとお洒落なレストランで昼食を取ろうと決めていた。
そもそもお洒落な場所なんて、たまたま見つけたこのレストランくらいしか知らない。
初対面の人を連れていくのはここしか思いつかなかった。
「楪さんて、今4年生ですか？」
「そうです」
「じゃあ、就活とか。」
「就活はひと段落して、卒論に必死です今。」
「卒論かあ〜。」
「須貝さんは、」
「俺は今大学院にいるんだ」
本当は知っている。大学院に通いながらYouTuberやってることだって知っている。でも言えなかった。
「そうなんですね〜…」
「なんか卒論で困ったことがあったら相談してよ」
「え、いいんですか？」
「俺で良ければ」
いまだにまともに男の人とお付き合いしたことないのに、画面の中でよく見ていた人と横並びで歩いている。
この状況に頭がいっぱいいっぱいだった。
そんなこんなしてしばらく歩いているとレストランに着く。
ここです、と店内へ入り、店員さんに案内してもらって席についた。
「お洒落〜。いいお店だね」
とりあえずは気に入ってくれたようでほっとする。
メニューを一巡してそれぞれ好きな料理を注文した。
「あの、改めて拾ってくださって本当にありがとうございました。しかも、本当は何かお礼をお渡しするべきだったのにお昼まで付き合っていただいて…」
「いーのいーの、困ってる時はお互い様でしょ。それに見つけたのだってたまたまだったし。」
「ほんと、ありがとうございます…」
「ははは、どういたしまして」
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シロ(プロフ) - 夢小説大好きおばけさん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです…その後、いつかどこかで公開します:) (2021年3月3日 16時) (
レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
夢小説大好きおばけ(プロフ) - 初めまして、どの話も本当に素晴らしかったです。言葉選びが優しくて、特にKochanのエピソードが思い出話含め一番好きでした……！いつかその後を拝読できる日が来ることを願っています。 (2021年3月3日 15時) (レス) id: a1cfe06fe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年12月24日 12時
