月と花。 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:396 hit

16. ページ16

「テヒョーン！！」

食事をしていると1人の男の子がこちらに走って
きた。

TH「あれ？ジミン。
どうしたの？」

JM「僕のこと、探してたんでしょ？」

TH「？」

JM「え？」

￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣

JM「あー…村長に騙されたー…」

テヒョン君の隣に座ってうなだれる
ジミン君という可愛らしい少年。

TH「元気だして。ジミン。
ほら、これあげる。」

JM「…テヒョンが嫌いなやつじゃん。もう。

…それはそうと、テヒョン。

この方達は？

テヒョンにこんな美男美女の友達いた？」

TH「さっき会ったんだ！
旅してるんだって、この2人。」

JM「へー、そうなんだ。

初めまして！
僕はジミンです。」

『は、初めまして！
私は、レイナです。』

突然話題が私達に移り、びっくりして
声が裏返ってしまった。

JK「初めまして。
僕は、ジョングクです。」

JM「うわあ、すごく綺麗な服着てますね。
どこの服ですか？」

『へ！？』

キラキラ目を輝かせながら私達の着ている服を
じーっと見ているジミン君。

JM「旅人って色んな国に行くから、
どこかの異国の服かなって思って。」

『あ、ああ！
うん、そうだよ！
でも、どこの服だったかな？』

急いで脱走してきたら、服はそのままだった。
今までそれに気づかずに、ずっとこの村を
うろうろしていたけど…

今思えば、かなり浮いていたかもしれない。

JM「まあ、いろいろな所を旅してたら、もうどこに行ってどこに行ってないのか分からなくなりますよね。」

『う、うん。』

TH「…あ！

そういえばさ、ジミン。

あの男の人どうなったの？
まだ寝てるの？」

JM「ん？…ああ、ソクジンさんのこと？
さっき目を覚ましたよ！
今は、村長のところにいる。」

TH「あ！そうなの！？
後で行ってみようっと！」

『ソクジン…？
…どこかで聞いたことあるような…

気のせいかな…？』