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「う...あの、消太さ...んっ、」
相「...」
先程から私の耳や尻尾を執拗に触り続ける消太さん
集中しているのか、声をかけても顔も向いてくれないし、言葉も返ってこない
指が尻尾の付け根に触れた途端に、体がビクリと跳ねる
「そこ...やだ...」
敏感なのか分からないがくすぐったいし、少し痛い
消太さんの頭に手を置いて引き離そうとするが腰に手を回され呆気なく抵抗は終わる
だが、消太さんの手は止まる事はなく、優しく触り続けられて体が熱くなってくる
相「何だ?もう力抜けてんぞ」
「うる...さいです、...消太さんのせいです...」
胸に頬を当てて上を見上げれば余裕そうに笑いかけてくる消太さん
爪で引っ掻いてやろうと思ったが傷はつけたくない
されるがままで、何だか悪戯心が芽生え始めてきた
いつもいつも消太さんに弄ばれて終わる...
まぁ流されてる私も私だけども
全く終わらせる気のない消太さんに苛立ちを覚え、頬を勢いよく掴んでそのまま押し倒す
上から消太さんの顔を見るのは初めてかもしれない...
よく頑張ったな自分、なんて思っていれば腕にするりと指が這ってくる
相「ここから、何をしてくれるんだ?」
意外と余裕そうな消太さんに私が驚いてしまう
.....何も考えてなかった.......
頬に添えていた手を軽く耳を挟みながら口付けをする
触れるだけで、優しいキス
今の私に出来る精一杯の悪戯
それに不満だったのか深く口付けをしてくる消太さんの服を掴めば、上下が逆になり上に消太さんの顔が見える
ゆっくりと口を離して見つめあう
「.......大人の余裕ってやつですか...」
相「これでも我慢してんだ、好きなもんに好きなものが合わさってるんだからな」
髪をかきあげながらニヤッと笑う消太さんの色気が凄くて、ただ顔を隠す事しか出来ていなかった
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*宵狐*(プロフ) - 澪夢さん» 作品を読んで下さり有り難う御座います!!(泣)励みになります...!(//`´//)期待に答えられるよう、頑張っていきます! (2021年10月14日 23時) (レス) id: 22f51677f2 (このIDを非表示/違反報告)
澪夢 - 今日初めて読んだんですけど、とっても好きです!これからも続き楽しみに待ってます〜(´˘`*) (2021年10月14日 22時) (レス) @page28 id: 790fd21cd2 (このIDを非表示/違反報告)
*宵狐*(プロフ) - ちゃんちゃさん» ホントに嬉しい御言葉有り難う御座います!!!更新頑張ります! (2021年10月10日 14時) (レス) id: 22f51677f2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃ(プロフ) - 一気に全部見てしまうほど面白くて最高です!!! 続き楽しみにしてます!!!!! (2021年10月10日 13時) (レス) @page12 id: cfeea21dc8 (このIDを非表示/違反報告)
*宵狐*(プロフ) - ソラさん» わぁあ!有難う御座いますぅぅう!!(泣)そういう関係(?)良いですよね.......... (2021年10月9日 16時) (レス) id: 22f51677f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*宵狐* | 作成日時:2021年10月6日 23時