抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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１限が始まる前に職員室に行けば、大体の先生は授業なのか誰も見当たらなかった
奥で相澤先生が手を挙げて「こっちだ」と、言ってきた

渋々向かうと床にマイク先生が転がっていた


「ヒッ...！？」

相「気にすんな」


いや気にしますよ！！
何があればこんな姿に...ご丁寧に捕縛布まで使って.....


相「それで？さっきのは何だ」

「あれは......猫の本能ってヤツです........無意識に.......悪いとは思ってます」


尻尾の先を弄っていれば止められる
肩を竦めて先生を見れば怒った顔


「................怒ってます？」

相「あぁ、かなりな」


ニヤッと笑う先生を見て
絶対そんな事思ってないだろと言いたくなってしまう
すると膝の上を叩きだして此処に座れと言ってくる


「先生って、場所を考えないですよね」

相「今は俺とマイクしかいない」


床に目をやれば蠢くマイク先生
話は聞こえているみたい

仕方なく膝の上に座ると腰を抱き締められガッチリホールドされる


「うぇ、ちょっ.......」

相「悪い子には"躾"が必要だろう？」

「ぅあっ.....やめ......！」


猫耳を甘噛みしてくる先生
空いた手で尻尾をするすると触ってくる

くすぐったくて、変な声がでてしまう

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