抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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「ただいま〜？なのかな？」

相「一応此処が家みたいなもんだからな」


両手に紙をいっぱいに持って寮内に帰ってくると皆共有スペースで集まって盛り上がっている


「部屋王決まった？」

緑「うん！砂糖君が優勝で...」

「え！意外！！」

芦「砂糖のお菓子スッゴク美味しかったの！Aの分残してあるから食べてよ！」


机の方へ目をやればシフォンケーキが置いてあって、私の分はフォークと一緒に添えられていた
食べたいのは山々だが...
生憎今は手が塞がっている

近くにいた轟君に


「ごめん、轟君食べさせてくれない？一口」

轟「あぁ、いいぞ」


轟君に顔を近付けて口を開けて待機をしていると口の中にシフォンケーキが入ってくる
甘みが広がって頬がとろけおちそう


「美味しい！砂糖君今度作り方教えてよ.....ん？何で皆此方見てるの？」


皆驚いたように、女子や緑谷君は顔を赤くして、峰田君は血涙を流している


芦「何々！？轟とAそういう関係なの！？」

耳「此方の方が意外だよね〜」


何の事だと目を丸くしていると思い当たる事が一つあった
さっきの、食べさせてもらったことかな...

後ろから何だか寒気を感じて目だけ後ろに向ければ相澤先生の顔が怖かった
冷や汗が垂れて、どうしようと考えていると轟君に追い討ちをくらう


轟「この間河水の家で勉強会したことか？」


その言葉と共に、私は相澤先生に腕を引かれて
強制的に先生の部屋まで連れ込まれる

終始、無言だった先生の顔を見ることが出来なかった

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