抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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二人が私の病室を出ていってしまい、また一人残される
そういやさっき...先生達の会見があるとか言ってたよな...

リモコンを手にしてテレビをつければ、丁度始まったらしく

校長先生とブラド先生、そして小綺麗な相澤先生がいた
髭も剃っていてオールバックの髪
こんな形で見るなんて、思ってもいなかった

会見の内容は今回の爆豪君が拐われた事と二度も敵に襲撃されるという雄英のセキュリティ問題に関してだった
一人の記者が、相澤先生に質問をするが
明らかに嫌味ったらしく、煽るような態度に先生の眉間にシワがよっていく

怒るかな、なんて思ってハラハラしていれば...


相『あれを隙と捉えたならば、敵は浅はかだと思います』


じっ、と真っ直ぐに目を向けて
それはまるで自分に向けられているかのようで胸が高鳴った
頭を下げる先生達に心痛む

その後の会見も無事に終わって、直ぐにテレビの画面が切り替わる
そこには、オールマイトと敵と思わしき人物が対面していて
近くには爆豪もいた


「ホントに捕まってたんだ...爆豪君.........」


目を細めながら、もし自分があの時皆の加勢に入っていれば
爆豪は拐われなかったのかもしれないと
狙われてるって、分かってたのに........


「ホント..........サイテーだよね.....私......」

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