抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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放課後、久々に相澤先生から呼ばれて草木を掻き分けて何時もの場所に行けば相澤先生と紫色の髪をした男の子が一人

彼が"心操人使"

私と同じように相澤先生から教えを受けている


「此処で会うのは久しぶりですね！見てくれるんですか？」

相「あぁ、心操の練習相手になって貰いたい」


心操君の首には相澤先生と同じように捕縛布が巻かれていた
お揃いだいいな〜なんて思っても、きっと私に使える代物では無いと分かっているから使う気はない


「個性の使用は？」

相「攻撃として使わないなら使用は許す。今回は心操の捕縛布の成果を見せて貰いたいからな、河水、お前が一番"見て"きただろ？」


捕縛布で口元が隠れているから見えないけれど、目が細むのを見て頼られているんだ、と心で思う
心操君と向かい合ってペットボトルから水を出す


「それじゃあ...よろしくお願いします」

心「...あぁ」


合図と共に飛んでくる捕縛布を避けて木の上に登る
追いかけてくるように付いてくる捕縛布は、相澤先生のようにキレがそれほどない
だから...


「見切りやすいよね...」

心「なっ...」


足に水の勢いを加担させ、心操君の間合いに入る
掴もうと飛んでくる捕縛布を手で捕まえて逆方向に曲げれば体を崩す心操君
その隙を逃さず心操君の頭に手を置く


相「そこまで」


終了合図と共に、私と心操君の試合は終わった

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