抹消ヒーロー恋に溺れる２【相澤消太】

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休日、家のインターホンが鳴って階段を下りて玄関のドアを開ける
私服を着た麗日さん達が立っていて、気分が高揚していく


「いらっしゃい、遠慮せず入って！」


「お邪魔します！」と、元気な声が家に響き渡る
今日は親は居ないから予め準備しておいたお菓子を皆の前に置き、飲み物も持ってくる
勉強道具を広げてカリカリとペンの音だけが耳を通り抜けていく


麗「デク君、ここの問題分かる？」

緑「そこはこそ公式を使うと解きやすいよ！」

「飯田君、ここなんだけど...」

飯「あぁ、これなら...」

轟「河水、ここの解き方間違えてるぞ」


皆積極的に教えあっていい調子
二時間程勉強をして休憩を挟む
その間は皆で話したり、お菓子を食べたりしていた


麗「そーいやAちゃん！私最近思ったんだけどさ、相澤先生と仲良いよね！」


飲んでいたお茶を吹き出しそうになり、なんとか堪える


「そうかな...？」

麗「この前も一緒に歩いてたよね？」


......ん？ここ最近は相澤先生とそんな会ってないし..
人違いでは...？


「それって...何時？」

麗「確かAちゃんが怪我して学校に来た日の放課後！放課後一緒に居たよね？」

「あぁ！あの日ね、個性の使い方みてもらってたんだよ」


その日位までは放課後に練習相手になって貰ってたんだよね
麗日さんは少し残念そうな顔をしている


「なんでそんな残念そうなの...？」

麗「んー？てっきりAちゃんと相澤先生そういう関係なのかと思ってたから...」

飯「麗日君！！」


飯田君が手を伸ばして麗日さんの前でカクカクと動かしだす
.........バレたかと思って心配しちゃった......
胸を撫で下ろしながら勉強の続きを始めた

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