【ハイキュー】白鳥沢のお姫様──そして私は、恋をする

よーんわ！！ ページ6

──牛島宅前

ピンポーン…と、軽快な音のチャイムが鳴る。少し昔風な外装の家とはミスマッチで、昔はよく笑ったものだ。
すると、少しだけ間をおいて声が聞こえる。

『…誰だ…？』

「あ、私です。若様…冷えピタとか買ってきましたよ」

「後、俺もいるからね〜。忘れないでね☆」

ブツンと半ば無理矢理インターホンがきられる。あ、やばい。若様ちょっと怒ってる…。

「及川さん…怒ってますよ、若様」

「えー、いいよ。別に。少しだけ連絡があるだけだしね」

ガチャリとドアが開いて、中から若様が出てくる。いつもより顔が赤く(端から見ても何も変わらない)て、息が上がっている。

「何だ…及川もいるのか…」

「はーぁい、及川さんだよ☆で、一つだけ連絡があるから心して聞いてね」

──今週の土日、梟谷で合同合宿があるから、白鳥沢も参加するように。

「それだけ。じゃぁね、Aちゃん♡」

そう言って、ウインクを一つおいて、及川さんは帰って行った。

「さて、若様。早くベットへ行って休んで下さいな。ほら、早く…」

合同合宿も何よりも、今は若様の身体の方が大事。

そうして、若様をベットへと急かしたのだった。

ごーわ！！→←さーんわ！！

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