長いようで短かった日々 ページ2
栗原side
柳「くりー!!ナイスー!!!」
今「グラスラはすげーなー!」
中「よくやったわー!!」
あれから、3年。
ホークスの歴史は今もずっと変わり続けている。
優勝へのカウントダウン。
そのカウントダウンが、あと1つになる瞬間も。
俺の心に、必ず過ぎる人がいた。
中「…ちゃんと見てるよ。絶対どっかで」
栗「……やっぱり引きずる男は駄目っすかね」
中「こればっかは引きずってもいいと思うけどな」
どれだけ活躍しても。
どれだけ歓声を浴びても。
どこか寂しくて、虚しい。
本当に欲しいものが、すぐ目の前にあったのに。
それを掴めずに、3年。
長いようで、短かった。
栗「……明日で決めましょうね」
中「そうだな」
俺はこの寂しさを、何で埋めればいいのか。
新しい人を好きになればいい、なんて。
何回も唱えたりしたけど。
彼女の笑顔に勝る人には出会えないと思った。
もしかしたらまたドームの前で倒れてたりして。
そんな空想を日々繰り返していた。
栗「……見てますように」
次の日。
ホークスは優勝を決めた。
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しらたま(プロフ) - リンさん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2021年6月28日 7時) (レス) id: 36fc282a92 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 続編待ってましたー。続きが楽しみです(^^) (2021年6月27日 23時) (レス) id: 89596a4d56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらたま | 作成日時:2021年6月26日 22時