適応 ページ37
酷いことしてしまったかな。
本当は呼んであげたい。
大学の先輩後輩の仲だったし。
でも今はそうじゃない。
目黒さんを含む彼らはアイドルであり、
私はマネージャーなのだ。
そう、私達は仕事上の付き合い。
彼らを支え、立たせるのが私の役目になる。
決して、同じ土俵にいてはいけない。
なんて。夢がないなぁ、私は。
同い年くらいの女の子だったら
もっと気さくに絡みに行くのだろうか？
私は運転をしながら、そんなことを考えていた。
さくちゃんの呼び方も変えなきゃな…。
佐久間さん？
なんか、しっくり来ないや。
知り合いや身内がアイドルなのも
私の中ではまだ、現実味が湧かない。
本当に転生したみたいだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
ｺﾝｺﾝ
『白石です。』
スタジオに戻った私は、
彼らがいる控え室の扉を叩いた。
「どうぞ〜。」
と阿部さんが扉を開けてくれる。
どうやら皆、練習着に着替え終わっているよう。
「おかえり。弁当残してあるよ。こっちおいで。」
宮舘さんは、手招きして空いてる椅子へ
私を座らせてくれた。
『いただきます。』
宮舘さんの言葉に甘えて、私は手を合わせてから
やっとお昼を食べ始める。
もう、おやつの時間だ。
「めめの送迎お疲れ様。
初日から結構忙しい仕事任せちゃってごめんね。」
心配症な岩本さん。
『いえ！仕事としては、
忙しい方がとてもやり甲斐は感じます。』
「流石A！ほんとポジティブだなっ！」
私の背後に来て、肩をバシバシ叩くさくちゃん。
『ちょっ…やめてください、"佐久間さん"っ…。』
ご飯食べてるのに。と言うと
鳩が豆鉄砲食らったような顔になった、さくちゃん。
「は？え、なに…？」
「あれあれ〜？さっくん。
さっきまで俺の幼馴染だとか言ってやん。
あれ全部妄想なんて言わへんよな？」
ニヤニヤとした顔で、さくちゃんに絡む向井さん。
私の話してたんだ…。
何話したんだろ、怖いな。
「妄想じゃないし！ねぇぇ、Aー？
急に佐久間さんだなんてどうしちゃったの？？」
そんなさくちゃんを置いて、
私はもぐもぐとご飯を食べる。
「よく噛んで食べるんだよ。」
『はい。』
宮舘さんの言葉に、母親か！って
ツッコミそうになったけど
ここはあえて飲み込んで、話を合わせた。
「舘様ぁぁぁあ！？」
その方が面白いと思ったから。
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まめでんきゅー - ありがとうございます！楽しみにしてます！ (9月21日 18時) (
レス) @page26 id: c365551c2d (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - まめでんきゅーさん» まめでんきゅー様、初めまして！コメントありがとうございます(´˘`＊)検定の件、了解しました！続編を出す前に、載せますね！暫くは本編の更新が続きますが、楽しみにお待ちください(*´∀`*)ﾉ (9月20日 23時) (レス) id: 16a1d7075e (このIDを非表示/違反報告)
まめでんきゅー - SnowMan検定やりたいです！ (9月20日 21時) (レス) @page26 id: c365551c2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2023年9月18日 10時
