プライベート編1 映画鑑賞+カレシ ページ2
八乙女楽
今日は楽の家で映画を見ることになっている。
人気アイドルグループのTRIGGERのリーダーとあって楽はいつも忙しい。
今日はオフの日なので久々にゆっくりする予定だ
最上階からの景色に圧倒されつつ玄関のチャイムを押すとガチャリと音がして楽が現れた。
「A、久しぶりだな。とりあえず上がってくれ」
「うん、お邪魔します」
「紅茶でいいか?」
「うん」
リビングに案内されソファーで楽を待つ
「お待たせ」
「ありがとう」
運ばれてきた紅茶のほのかな香りが鼻先を掠める。
楽の入れてくれる紅茶はとても美味しい。
「これ、見ないか?」
「…」
映画鑑賞をしようとは言っていたもののホラー映画だとは聞いていない。
ホラー映画は苦手だが楽は割と見ると言っていたことを思い出している間に部屋は暗くなり映画が始まっていた。
映画を見終わったが、まだ心臓がバクバクと音を立てる感覚だ。
内容は髪の長い女の人が出てくる某ホラー映画だったが、怖さのあまりいつも途中で見れなくなる私は最後まで見たのは今日が初めてだった。
気付いた時には、ちょっと待ってて、とどこかへ行こうとする楽の服の裾を掴んでいた。
「待って」
「どうした?」
とっさに声が出て、怖かったから1人にしないで、とは恥ずかしくて言えない私は口ごもる。
「何でも、ない」
暗い部屋とは言え涙目になっているところを見られたくなくて俯く。
「ちゃんと見せて」
楽の手が優しく頰に添えられて上を向かされる
「もしかして怖かった、のか?」
驚いたような顔をする楽に無言で頷く
「ごめん」
優しく抱きしめられて怖さが楽の優しさに塗り替えられていく。
安心して涙が零れた
「…最低だよな、せっかくのデートなのに」
「そんなことない」
「楽と一緒に映画見たくて、初めては楽と一緒がよかったから、」
謝らないで、
その言葉は声にならなかった
柔らかい感触、数秒後に初めてキスされていることに気付いた。
「…かわいすぎ。反省してる暇なんかないくらいAのこと、食べたい」
再び重なる唇
舌が絡めとられ息が続かず身体に力が入らなくなっていく
「怖いことなんか忘れさせてやるから」
少し申し訳なさそうに言いながら楽にソファーに押し倒される。
〈八乙女楽 映画鑑賞カレシ〉
少し中途半端な終わり方かもしれませんが続きは皆様の想像にお任せします
続きが見たい方はリクエストでお願いします!
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すみっコ(プロフ) - ありがたいお言葉ありがとうございます!これからも応援お願いしますm(_ _)m (2017年11月3日 23時) (レス) id: 34e8f15a17 (このIDを非表示/違反報告)
なうなう - ありがとうございますヽ(;▽;)天にぃと龍さんの読ませていただきました!良かったです。あくまで私の意見なのですが、もうちょいと長い方が私はいいと思います!無理せず、これからも頑張ってください!! (2017年11月3日 13時) (レス) id: 683f30d6a8 (このIDを非表示/違反報告)
すみっコ(プロフ) - ありがとうございます(T ^ T)ご所望通り天にぃの続き書かせて頂きます! (2017年11月1日 20時) (レス) id: 34e8f15a17 (このIDを非表示/違反報告)
なうなう - 初めまして!!とても面白いです!!私は九条天の買い物カレシの続きが気になります^_^出来れば続きお願いします! (2017年10月31日 14時) (レス) id: 683f30d6a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:林檎 | 作成日時:2017年10月28日 20時