天使に好かれた少女【アイナナ】 (ページ34)

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天使のような人29 ページ34

『うわー！広いね！』

陸くんの家(寮らしい)はすごく綺麗に整理されていて、ピカピカだった。

だけど１つ気になることが…

『料理は誰がするの？』

陸「あぁ、一織のお兄ちゃんこと三月がしてくれるよ」

『え、一織くんお兄さんがいたの！？』

陸「え、知らなかったの？」

『うん、聞いたことなかった。
そうちゃんさんなら知ってるけど…』

環くんがよく夢で見てるからなぁ…

陸「そうちゃんさん…壮五さんのこと？」

『そうそう！』

陸「そうなんだ。ここが俺の部屋だよ。」

ガチャ

『おぉ、赤だ。』

陸「あはは、やっぱり気づいたら赤が多いんだよね。」

『へぇ、私はモノクロって感じだからなぁ…』

陸「そうなんだ？ちょっと意外かも！」

『えへへ、よく言われる…といっても家に友達入れたことないけどね。』

陸「そうなの？」

『うん、親が結構厳しくて…
あ、そういえば知り合いからライブのコンサートチケットを貰ったんだけど…一泊するやつなんだけどね、それに陸くんのアイドルは出るの？』

陸「一泊…あ！ 10周年記念の？」

『うん！それ！陸くんたちも出るなら本気出そうかな…て思って。』

陸「うん…出るよ！本気って…何かするの？」

『あー、テストで1位をとったら行ってもいいって言われたんだ。』

陸「えぇ！！？？厳しいね！」

『うん…だって、1位になろうと思ったら最大の難関一織くんがいるから。』

陸「うわー、一織に勝つ人とか聞いたことない」

『だよね～、ホントにヤバいなぁ。どこかに賢い人落ちてないかな…』

陸「落ちてるって…言い方ww」

『陸くんの周りに一織くん以外で賢い人いる？勿論陸くんでもいいよ！』

陸「うーん…俺じゃ教えられるかわかんないからなぁ…あ！ナギと壮五さんは賢いよ！」

『ナギ？』

陸「うん、アイドルのメンバーなんだけど
すごく賢いんだよね、見た目はそんな風には見えないんだけど。」

『へぇ、すごいね！ハーフの人かな？
確か金髪の人だったよね？』

陸「そうそう、すごいイケメンなんだよなぁ」

『それ、私も思った！！なんかさ、すごいモテそうだよね？逆ナンパってやつされそう』

陸「あぁ、確かに。すごいオタクなんだよね」

『それはなんか分かるよ』

この後ナギの話で盛り上がった。