天使のような人25 ページ29
楽side
プリンを食べ終わった俺たちは天と灯里の会話を聞いていた。
天「これ…あげる。だから見に来て。
コンサートチケットなんだけどさ…
まぁ、僕たち以外のアイドルもいるんだけどね」
アピールが分かりやすい。
天のことだからもっと巧妙にするかと思ったのに…
『へ!?…いいの?なんか、凄く綺麗なチケットだね…後、高価そう。』
天「うん、三連休だから見に来て…一泊付きなんだけど。」
『一泊…なんか大きいコンサートなの?』
なんだ…灯里の顔が急に険しくなったな。
さすがに感づいたか?
天「うん、有名な歌手の10周年記念に
いろんな歌手たちが招待されたんだよね」
『へぇ! 面白そうだね!私も行って大丈夫なの?』
天「うん、このチケット本当は予約制なんだけど知り合いのプロデューサーから貰った」
は?いや、違うだろ。
プロデューサーのところに連日通ってやっと承諾して貰ったんだろうが…。
『そっかぁ、じゃあ親に聞いて見ないと…。
私のところ厳しいから…。』
天「そう…僕は灯里が来てくれた方が嬉しいけど。」
『え…そんな恥ずかしいこと言わないでよ』////
照れた。率直な言葉に弱いのか…
龍「楽…あの2人いい感じみたいだね。」ボソ
楽「あぁ。…天の初恋なんだ。応援してやらねぇとな。」ボソ
あ、やべ。天がこっちを睨んできた。
聞こえてたのかよ。てことは…灯里も。
『…天、どうかしたの?』
気づいてない。よかった…
天「いや、なんでもないよ。」
『そっか…それより明日仕事だよね?
帰らなくて大丈夫?』
龍「俺ら3人とも、明日朝から仕事だよ!」
天,楽「「あ…!」」
天とハモった。凄い嫌そうな顔なのは見なかったことにしよう。
『フフッ…3人とも忘れてたんだね。
玄関まで見送るよ。』
天「ありがとう。」
龍「ごめんね…遅くまで。」
楽「ほんとだ。もう、9時過がてやがる。」
『ホントだ!じゃあ3人とも仕事頑張ってね』
そして俺ら3人は、龍の車でそれぞれ送って貰って帰った
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なつめみく - 現代の天使に好かれたら多分卒倒します。作者さんがちで神ですありがとうございます (10月1日 10時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2017年8月3日 0時