天使のような人23 ページ27
車を降りた私は鍵を開けてTRIGGERのみなさんを案内した。
『えと、どうぞ入ってください。狭いけど…』
天「いや、狭くないよ。むしろ広いんだけど」
龍「確かに。広いよね」
楽「家、綺麗にしてるんだな」
『えっ…ありがとうございます』
龍,楽「「思ってたけど、敬語なしでいいよ/ぞ」」
『へ!?いや、アイドルだし!年上…』
天「別にいいんじゃない?僕はアイドルなのに呼び捨てでタメ口だし」
『そ、そうかな?』
いいのかな?まぁ、いろんな人にタメ口だし大丈夫か…。
『えと…じゃあ、楽さんと龍さんで』
龍「よろしくね、灯里ちゃん」
楽「よろしく、灯里」
天「…。あのさ、早くリビング行かないの?」
『あ…ごめん!こっちだよ、天!』
天「うん…そこまで急がせたいわけじゃないんだけど」ボソ
楽「…嫉妬か」ニヤ
龍「青春だね〜」ニコ
天「楽、龍その目やめてくれる?」
『天?こっちだよ?』
天「うん、今行く。」
それにしても…って何コレ!!??
ドアを開けると、床や机の上にビールの缶やゴミが転がっている。
『あー、天?ごめん!リビングなんか散らかってるからちょっと待って!』
天「?手伝おうか?」
『いや、お客さんだからダメ!!』
バタン!!!
楽「大丈夫か?」
龍「うん…なんか凄い音してるね」
ガタガタ!!ガシャン!ドサササー!!!
『うわー、もうなんでビール放ったらかしにしてるかなぁ!!』ブツブツ
天「ほんと大丈夫かな?」
楽「ビールってことは親か?」
龍「大変だね…」
ガチャ
『あの…片付け終わったのでどうぞ。』
天「大丈夫?」
『うん。親がお酒片付け忘れてたらしくて…』
楽「お疲れ様。」
龍「早く、お礼のやつ開けようか」
『ありがとう』ニコ
3人とも優しいな…正直、家に知り合い入れるの初めてかも。
『あ、そこに座っててください。
お茶…いやコーヒーと紅茶もあるけど…』
天「そうなの?じゃあコーヒー。」
楽「俺も。」
龍「じゃあ、俺もコーヒーにしようかな」
『みんなコーヒー飲めるんだね!
私、苦いの苦手だから紅茶派なんだ。』
みんな凄いな…私もコーヒー飲めるように頑張ろうかな
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なつめみく - 現代の天使に好かれたら多分卒倒します。作者さんがちで神ですありがとうございます (10月1日 10時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2017年8月3日 0時