天使に好かれた少女【アイナナ】 (ページ25)

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天使のような人21 ページ25

え、私ってそんな人気だったの！？

どうしよう…全然そんなの知らなかった！！！

この歌は、お父さんが亡くなった時に突然口ずさんで作った歌だったのに…

人の影響力って凄いな…

複雑だけど、、、嬉しかった

『ぅ…あの、佐々木さん。』

美桜「美桜って呼んでよ。…灯里！」

『っ！…うん！美桜！』

美桜「よろしくね！」

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一織「億川さん、女子の友達ができたそうですね。」

環「そうだな～いおりん。」

一織「仲良くできるといいですね。」

環「あのさ…おくりん、前みたいに仲良くしてくれるよな？」

一織「何当たり前のこと言ってるんですか？
…ほら。あんなに笑顔で手を振ってるじゃないですか。」

環「…みたいだな。」

私がこの会話を聞くことはなかった。

授業中

『ふぅ…って環くんまた寝てるし。』

環「…zzZ」(_ _).｡o○

一織「相変わらずよく寝ますね。」

気付くといつの間にか一織くんがこちらを振り向いていた。

『…だね』

寝顔可愛い。やっぱり今日も王様プリンの夢なのかな？

環「そーちゃ…んド…アが壊…れたって
あんま…怒ん…なよ」

ウゥッと珍しく環くんがうなされていた。

そーちゃん？もしかしてそーちゃんさんのこと！！？？

え！そーちゃんさんってドア破壊するの！？

ヤバくね？怖っ！めっちゃ怖いじゃん！！！

一織「まさか、逢坂さんの夢ですか？」

環「ウゥ～ッ、そーちゃんにやられるぅ～…」

『一織くん、逢坂さんってどんな人なの？』ボソ

一織「すごく、優しい方ですよ。
仕事熱心ですし、四葉さんとは大違いな方ですね。だけど、2人は歌の相性がバツグンで
四葉さんと逢坂さんのユニットがあります。」ボソ

『へぇ、やっぱり優しい人なんだね。
なんていうユニットなの？』

一織「え？…あ、MEZZO"というユニットです」

やっぱり、家にテレビ欲しいな…。
こういう情報欲しいし…お母さんに言ったら怒られるよね？
…自分でバイトして買おうかな？

だけど、こんな私を誘ってくれる人なんているのかなぁ…

そんなことを考えていると授業は終わっていた