天使に好かれた少女【アイナナ】 (ページ21)

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天使のような人17 ページ21

あの息ピッタリの会話の後
私は家に帰って晩ご飯を作っていた。

はぁ、今日もお母さんは遅いのか…。
私の家は母子家庭で父は事故で亡くなってもういない。

お母さんはお父さんが死んでから、帰ってくるのがずっと遅くなった。

今日もだ。ここ1週間はずっと遅く帰ってくるため、料理は自分で作って自分で食べるし
最近は家事は全部私がしている。

『よし！ご飯作りますか！』

陸くんのところは賑やかそうだなぁ…いいな

そういえば、九条さんからお礼の品が来るかもしれないんだよね。

いつか分かんないけど…

また、わざわざ来てくれるんだな申し訳ないな

そんな思いを抱えつつ、私は晩ご飯を作り始める。

今日のメニューは
ご飯とお味噌汁と野菜炒め(肉入り)
とデザートの王様プリン

いたってシンプルな料理だ。

．

．

．

．

プルルルル… プルルルル…

『？電話だ。…九条さん？』

ピッ

『もしもし、億川ですが九条さんどうかしましたか？』

天「あぁ、灯里？良かった、ちゃんとかかって。」

『そうですね、それでご用件は？』

天「うん、明日仕事がオフだからお礼持っていくよ。」

『オフなんですか？じゃあ、ゆっくりできそうですね。』(*´∀｀*)

天「うん、明日は暇だしね。
後さ『いい』って言ってるのにメンバーが来たがってるんだけど…。」

楽「なんだよ、別にいいだろ」

龍「だって、お礼言いたいし…」

天「ねぇ、2人とも黙ってくれない？」

楽「絶対行くからな」

龍「俺も行くよ」

天「分かったから…なんか賑やかでごめん」

『構いませんよ。九条さんメンバーの皆さんに好かれてるんですね。』フフッ

天「…っ笑わないでよ。」/////

『ごめんなさい。』

天「いいよ…ずっと気になってたんだけど、僕から電話かけた時とかプライベートで会うときは天でいいよ。敬語もなしね。」

『いいんですか？くじょ…天さんの「天」
て…天は年上だし。』

天「いいの。」

『ありがとう、じゃあ明日家で待ってるね』

天「うん、お昼過ぎに行くから」

『うん、分かった。』

天「じゃあね…バイバイ」

『っ！バイバイ！！』(*^▽^*)

プッツーツー

なんだか嬉しいなぁ…あ、夜ご飯忘れてた。

その頃、天はすごく嬉しそうにしていたらしい