天使のような人10 ページ13
陸side
ハァ ハァ ハァ
走って公園まで向かう。あの子はまだいるかな？
今は4時。本当なら5時までいるはずだけど、
何か急用とか会っていないとかは嫌だな…
絶対今日こそは話しかけるぞ！！
俺はいつもの屋根付きの木でできた椅子に座る
あの子は…いた！
やっぱり、本を読んでる。今日は何の本なのかな？
見てる限りはサスペンス系が多いんだよな…
なんか、自分がストーカーみたいに思えてきた
違うよね！違う違う！！
別にただ、好きなものとかが気になるだけで！
別に後をつけようとかそんな変な意味はないから！←お陰様で家の場所知らないけどね。
邪念を振り払って、本を読む。
今日、俺が読む本は大和さんが主演で出てた
サスペンス物語【ネメシス】だ。
ドラマを見てから結構ハマってしまってすごく
面白い本なんだよな
まだ、途中までしか読んでないけどね…
．
．
．
．
一時間後
気付くと5時になっていて慌てて帰る用意を始める
あの子はまだ帰ってないよね！
今日こそは絶対話しかけたいし！！
そして歩きながら本を入れようとすると、あの子の入れようとしていた本が【ネメシス】だということに気付く
あの子の方も、それに気がついたのか
2人ともが驚いて入れる手を止めてしまった
陸，灯里「「あ、どうも…」」
それが、俺とあの子が初めて交わした言葉
．
．
．
．
((「あ、どうも」ってめっちゃ恥ずかしい！))
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なつめみく - 現代の天使に好かれたら多分卒倒します。作者さんがちで神ですありがとうございます (10月1日 10時) (
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作者名：林檎 | 作成日時：2017年8月3日 0時
