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(two weeks later )




カランコロン。

コナンくんに連れられやってきたのは毛利探偵事務所の下にあるポアロという喫茶店。



「あ!安室さんこんにちは!!」

元気にコナンくんが挨拶したのはここのバイトらしき若い男性。


え、イケメンじゃん。


「やあコナンくん、おや?そちらの女性は?」

『はじめまして、阿笠Aです。」


何をいえばいいかよくわからずとりあえず名乗ったがこれで良かったのか…?




それにしてもなんだこの胡散臭い笑顔は






とりあえずコナンくんについて行くがまま、奥のソファー席に腰掛けた。



『ちょっとコナンくん、この人がさっき言ってた人?』

前屈みになって小さな声で話しかける。


「そうだよ。

彼がさっき赤井さんが話してた日本の公安警察、降谷零で組織のバーボン。」


『ふーん。なんか思ってたよりイケメンだね彼。』



そう言うとはははとコナンくんに苦笑いされた。


え、イケメンじゃない???




「ご注文はお決まりですか?」


?!
 


急に背後から話しかけてくるイケメン店員にびっくりさせられながらも、コナンくんが


「僕ハムサンドとアイスコーヒー!」

と言ったので、とりあえず適当に同じものを頼んでおいた。


「そういえばAさん、さっき苗字は阿笠だと仰っていましたが、もしかして阿笠博士とご関係が?」



なんだこのびっくりスパイ公安警察イケメン店員は…



『ええまぁ…博士をご存知なんですか?』


「はい、よくコナンくんたちといらっしゃるので何度かお会いしてますよ!」


あ、なるほど。


『そうだったんですね、
実はわたし、博士の姪なんです。昔から一緒に住んでるんですよ』



「あれ、お住まいになってたんですか?!
今まで何度か寄らせてもらったことがあるのに全然気が付きませんでした!」





あ、しまった…

アメリカから帰ってきたばかりということは隠しておけと赤井さんに言われてたんだった…


どうやら私がFBIであることはしばらく彼にバレてはいけないらしい。

公安警察で組織のスパイをするほどの彼なら勘はいいだろうし、沖矢昴が赤井秀一であることを疑うほどの彼にとってはアメリカから阿笠邸に帰ってきた人間なんて興味が湧いて仕方ないだろう。




コナンくんに助けの視線をだすと



「そうそう!Aさん最近出張で地方行ってたんだ」

と誤魔化しておいてくれた。






さすが工藤新一。

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畑田鈴菜 - 赤井さん落ちでお願いします。 (2021年8月22日 16時) (レス) id: 52e749e926 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 白羽(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!!!赤井さんオチ希望です!!! (2021年8月13日 1時) (レス) id: 86a711b866 (このIDを非表示/違反報告)
柚希(プロフ) - 降谷さんオチ希望です! (2021年8月10日 17時) (レス) id: 5bdf054931 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - 赤井さんオチ希望 (2021年8月10日 8時) (レス) id: 73d2206413 (このIDを非表示/違反報告)
悠里(プロフ) - 赤井さんオチ希望! (2021年8月8日 16時) (レス) id: 14c1910283 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:嘉那 | 作成日時:2020年12月17日 6時

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