ウルトラ兄弟に妹ができたらしい

獅子兄弟の子守り3 ページ14

ﾚｵ「…まさか、アクアにあんな事情があったとはな…」

ｱｽﾄﾗ「…兄さん」

ﾚｵ「まだこんな赤子なのに…こいつは全てを失って、どれほど辛い思いだったか…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

レオは眠っているアクアの頭を優しく撫でる

ｱｽﾄﾗ「…その分、僕らがアクアを愛してあげるんだよ兄さん！」

ﾚｵ「！…そうだな、アストラ」

アクア『…ｽｩｰ…ｽｩｰ…』zzz

ｱｽﾄﾗ「そういえば、ウルトラの母からもらった赤ちゃんについての本ってこれのことかな？」

アストラはアクアをソファーの上に寝かせると、バックの中から一冊の本を取り出した

その本にはいくつかの付箋がつけてあった

アストラは付箋のついたページを開く

そこには、【生後5ヶ月の赤ちゃんについて】と、書かれてあった

ﾚｵ「ということは、アクアは生後5ヶ月ということか…」

ｱｽﾄﾗ「えーっと、一日の生活リズムは…」

07:00起床

07:30授乳

09:00朝寝(1時間程度)

11:00授乳

12:00昼寝(2時間30分程度)

15:00授乳

17:00お風呂

18:00授乳

19:00夜寝

01:00授乳(必要であれば)


ｱｽﾄﾗ「今は13時だから、あと30分は寝かせておこうか」

ﾚｵ「そうだな。その間にやることを済ませておこう」

それから20分程、静かな時間が続いた

そして、ふとアストラがアクアの様子を見に行くと…

ｱｽﾄﾗ「アクアはまだ寝てるよね……ん？」ﾁﾗ

アクア『あ〜ぅ』ｺﾞﾛﾝ

ｱｽﾄﾗ「ぁあああ！！？；」ｶﾞﾊﾞｯ

ドスーンｯ！！

ﾚｵ「ど、どうした！？；」

レオがアストラの叫び声で駆けつけると、そこには…

ｱｽﾄﾗ「うぅ…セーフ…；」

アクア『あ〜♪』ﾆｺ

とんでもない体制でアクアを受け止めるアストラの姿があった

ﾚｵ「だ、大丈夫か！？アストラ！；」

ｱｽﾄﾗ「ゔｯ…兄さん…アクアをソファーで寝かせるのは危険、だった…；」ｶｸｯ

ﾚｵ「アストラ！しっかりしろ！；」

その後、アストラは無理な姿勢をしたため脇腹がつったらしく、しばらく動けなかった…

ﾚｵ「大丈夫か？アストラ；」

ｱｽﾄﾗ「まぁ、なんとか…まさかアクアが起きてて、しかも寝返りまでするなんて…；」

アクア『あ〜』ﾆｺ

ﾚｵ「…やはり、子育てというものは一筋縄ではいかんな；」

ｱｽﾄﾗ「そうだね。でも、まず兄さんはアクアと触れ合ってアクアのことをよく知ることが必要だと思うよ」

ﾚｵ「触れ合って、よく知る…か」

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