初めての友達後編 の段2 ページ10
小平太がそう叫び、山にこだまする…
だが、私の中では絶対に小平太を助ける!!という思いが頭の中を支配していた
雫『うるさい!!私は何があっても絶対に小平太を助ける!!』
小平太「！」
私は更に力を込め、小平太を引っ張り上げた
そして、ようやく小平太を助けることに成功した
雫『ﾊｧ…ﾊｧ…ｯこ、小平太、大丈夫!?；』
小平太「…ごめん…ごめんな…雫…」
え…？
雫『小平太…泣いてるの？』
小平太「…私を助けたせいで、雫がまた怪我をした…」
小平太…
雫『…ﾌﾌｯ、あはは！』
小平太「？」
雫『何言ってるの？助けるのは当然でしょ！私たち友達なんだから！それに、言うんならごめんじゃなくてありがとうがいいな！』ﾆｺ
小平太「！〜ｯ！雫!!」ｷﾞｭｰ
雫『あはは、よしよし、今度は安全第一で行こうね！立てる？』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
小平太「あぁ！」
私たちは今度はしっかり手を繋いで歩き出した
そして、日もくれてきた頃、ようやく忍術学園の近くまで戻ってくることが出来た！
すると、忍術学園の周りには無数の人影があった
それは…
「「雫！！」」
「「小平太！！」」
先生と上級生の先輩方だった
先生と先輩方は私たちを見るやいなやすごい勢いで駆け寄ってきた
先生「一体どこに行っていたんだ！？二人ともボロボロじゃないか！！；」
小平太「いけいけどんどんしてました！」
先生「…こ、小平太はともかく！雫は一体どうしたんだ！こんなことをするような子ではなかっただろ！」
雫『…え、えっと…その…；』
まずい！！何も理由を考えてなかった！！
どうしよう！！；
小平太「雫は一人で出歩く私を心配して止めに来てくれたんです！あと崖から落ちそうになった時も助けてくれました！」
雫『！』
私が理由を考えていると、小平太が割って入ってそう言った
すると、先輩方も
「確かに、その丁寧な包帯の巻き方は雫だな」
「雫はいつも応急処置用に色々持ち歩いているしな！」
そう言った
先生「そうか、だが、雫。お前は何故自分の手当てはしなかったんだ？」
ギクッ
痛いところを突かれて私は言葉が詰まる…
応急処置セットを使い切ってしまったなんて小平太がいる前で言えるはずもなく…
私は一つ嘘をつくことにした
雫『このくらいなら…大丈夫かと…』
だが、思っていた以上に自信なさげな声が出た…
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黒糖さまでーす - スイちゃんのご友人のご友人さん、ずんだ餅さんの意見と同じですわかります尊い (2023年3月12日 1時) (
レス) @page21 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - スイちゃんのご友人のご友人さん、その気持ちよくわかります？(´・ω・`)可愛いですもんね。所でてぇてぇ？って何ですか???コメ返お持ちしております (2023年2月22日 1時) (レス) @page42 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - 伊作〔留三郎いつもすまない〕留三郎〔気にするな、同室じゃないか！〕のやり取りが可愛いすぎて消滅しそう(^^ω)てぇてぇ (2023年1月29日 20時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！留三郎とのお話を書いて欲しいです！更新、楽しみにしています！！ (2022年1月12日 23時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです続き楽しみにしてますね (2022年1月9日 12時) (レス) @page42 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご x他2人 | 作成日時：2021年4月24日 19時
