私と忍たまの日常【忍たま乱太郎】

初めての友達後編 の段3 ページ11

先生「馬鹿者!!そんな怪我をして何が大丈夫だ！」

雫『ｯ！』ﾋﾞｸｯ

やばい、先生を怒らせてしまった…

雫『す、すみません…』

私は俯いた

怖くて前を見れなかった…

すると…

グイッ

雫『！』

小平太が私の腕を掴んで自分の方に引き寄せた

小平太「雫がいなかったら私は崖から落ちて死んでいたかもしれない！雫はどんなに怪我をしても私を助けてくれたんです！これ以上雫を責めないでください！！」

雫『！！』

…初めてだった

こんなに私のことを庇ってくれる人と出会ったのは…

私は、その言葉だけで救われたように感じた

先生「……」ｽｯ

すると、先生は私たちの方に手を伸ばす

雫『ｯ…』ｸﾞｯ

私は怖くて咄嗟に目を閉じる

殴られると思った…

だが、そんな痛みも衝撃も来ず代わりに暖かく大きな手が頭の上にあった


ナデナデ


先生は殴ることなどせずに私と小平太を抱きしめ頭を撫でていたのだ

先生「そうだな。ここで責めるのは確かに可笑しいな。二人とも、よく帰ってきてくれた！」

小平太「はい！」

雫『っ！』

とても驚いたが、それよりも安心の方が勝りここに来てやっと私は涙が出た…

そして先生は私たちを抱き上げ忍術学園に戻る

私は安心したせいか先生に抱えられたまま眠ってしまった

それを先輩たちは安心した優しい表情で見ていたのだった

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