め ページ4
「…よし、いないっぽい」
次に私が身を隠すために選んだのはパソコン室だった。結構広めの部屋に等間隔で並べられたパソコンはどれも電源が付いてない。1番奥の椅子に座ると足を揉み込むため上履きを脱いだ。
夢の中だし疲れないけど、気持ち的な問題な所はある。
「は〜〜…なんでこんな疲れる夢なんだ………」
「なんや偉い疲れてるなぁ。マッサージしたろうか？」
「え、いいんですか？やっぱマッサージって自分でやるより誰かにやって貰った方がきもち、……………ん？」
「ほんなら足出しぃ。俺が揉んだるわ」
私今誰と会話した？？？
状況を飲み込む前に、椅子がくるりと回転し隣と向かい合わせになる。
綺麗なアメジストと目が合った。
「この程よく筋肉のついた脚、やっぱ綺麗やなぁ。」
「っし、志麻さん！？」
「肌もすべすべモチモチ、手入れもきちんとしてあるし。ほんと俺好みやわ」
うっとりと瞳を蕩けさせながら私の足を触る彼は控えめに言って犯罪臭凄い。
彼の斜め後ろを見るとバールが立てかけてある。
黒のカーディガンは今は腕まくりされていて、彼の男らしい腕が顕になっている。さらりとゆれる藤色の髪と知性を思わせるメガネ、そして左目の目尻にあるホクロは彼のセクシーさをさらに増長させているように見える。
なんて分析する私を尻目に、彼はマッサージを始めた。
「リンパ刺激しつつ、疲れた時に出る乳酸を下から上へ持ってくんや。そうすると老廃物とかも一緒に上に登ってってくれるんよ」
「はぁ……」
「浮腫みも無くなるし、次の日の足のだるさとかもなくなるからめっちゃオススメやで。お風呂でやるのもええかもなぁ」
「あぁ〜確かに良さそうですね。」
「こんなもんでええかな。揉みすぎると揉み返しきて痛いねん」
あれ、もしかしてこの人は大丈夫だったりする？？漫画でよくある【狂ったフリして正常なお助けキャラ】だったりする？？？
なんて希望を持ったが、次の言葉でそれは直ぐに潰えた。
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Shion(プロフ) - Ereさん» ありがとうございます！！ (2022年3月16日 6時) (
レス) id: d2721e0bd7 (このIDを非表示/違反報告)
Ere - あっ好きです (2022年3月14日 22時) (レス) @page10 id: 67f46d50a0 (このIDを非表示/違反報告)
Shion(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます！次回作も頑張ります〜。ご縁がありましたら読んで下さると嬉しいです！！ (2022年3月9日 21時) (レス) id: d2721e0bd7 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - どちゃくそに面白すぎて秒で読み終わってしまった、、🥲これからも作品楽しみにしてます！！！！！ (2022年3月7日 20時) (レス) @page10 id: b5a956d8f3 (このIDを非表示/違反報告)
Shion(プロフ) - らいさん» コメントありがとうございます！！最後の所をどうしようか悩んでたので、そう言っていただけてとても嬉しいです〜！！こちらこそ作品を読んで下さりありがとうございました！！ (2022年2月28日 10時) (レス) id: d2721e0bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shion | 作成日時：2022年2月21日 16時
