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*▽ ページ28









Aが救急車で運ばれて、
俺が同乗することになった。




北人の動揺が凄いから、陸さんの判断で。







陸「力矢さんと陣くんには僕から伝えとく。
独りでごめん。でも、すぐに僕らも行くから」




壱馬「はい」




北人「っ……」




陸「行って」







男は警察にちゃんと押さえられた。




あれこれで余罪あるだろうから、結構重くなるはず。




俺らが今回の件知ってる理由だけど、
Aが俺らボーカル陣との四人の仕事の時に教えてくれた。








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『最近さ、やりたくない仕事のオファーがあって』




北人「Aでもあるんだ」




『私さすがに嫌だよ。
グラビアとか、えってぃい作品とか。
それのために鍛えてないもん』




陸「前代未聞な展開だねぇ」




『その会社、何度も断ってんのにしつこいのよ!
暇かって思わない?』




陸「大変だね、女の子も」




壱馬「マウンテンゴリラの言葉は人間に通用しなかったな」




『おいコラ、それ本当にやめろ』




壱馬「けどA、こっちでもあれこれは調べとく。
何かあっても、俺らがついてるから」




北人「そうだよ、絶対助けるから!」




陸「頼ってくれてありがとうひらがな二文字ちゃん」







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あの時の安心したように笑ったお前の顔が、
今じゃ懐かしいくらいにボロボロだ。




点滴打たれて、酸素マスクつけられて、
状態が明らかに良くないA。







壱馬「A……」







あの日相談されてから、会社とかを全部調べた。



臣さんやTAKAHIROさん、
事務所の横繋がりを使えるもん全部使って、
その結果、会社自体が黒で。




でも、俺らに気づいたのかなんなのか、
こんなに強引的に来ると思ってなくて。






結果Aは、苦しんでる。







そんなん、救ったって言わねぇだろ。



なぁA、目ぇ覚ませよ。

*▽→←*▽



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作者名:雪乃 | 作成日時:2024年3月19日 15時

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