＊無理だった/リク ページ1
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北人「Aまた痩せた？」
翔吾「ほんまやん、腕骨やん」
『大丈夫だよ。
お疲れ様でした』
Aは最近とにかく早く帰る。
けど、仕事が溢れてるみたいで、
ライブが近いから行われてるリハでも、
ドラマの撮影が押して後半に合流。
したかと思えばまた映画の撮影。
こんなにブッキングするってことある？
ってくらい毎日が忙しいA。
ただ、世の中不条理なのは、
世間に顔が知られれば知られるほど、
【この子めっちゃ演技上手い！可愛い！
って調べて見たら本業・ダンサーって！ 鈴本A】
【引き込まれる演技で、
あんまり感情移入しない私も心痛くなった…… 鈴本A】
【めちゃめちゃ綺麗な女の子いるって思ったらAやん！
推しで焦ったわ 鈴本A】
【これでゴリゴリに男子の中で踊り暴れるのが凄い。
アイドルじゃないんだね… 鈴本A】
プラスの声も増えれば
【世間であれだけ言われてるけど、何がいいんだか
皆はああ言うけど私の推し取ったのは許さん、消えろ 鈴本A】
【ダンスで認められてるって言ってたのに
今じゃ演技じゃん、結局男侍らせたいだけのブス 鈴本A】
【なんか、チヤホヤされて当たり前みたいな雰囲気やめろ
つか、芸能界やめろよEXILE抜けろ 鈴本A】
【緊張しすぎるって、周りに気遣わせんな、周りに迷惑かけんなよ
お前の緊張とか知らんわ 鈴本A】
マイナスの声も増える。
それぞれ抜粋してるけど、アンチは特に酷かった。
死ね、消えろ、邪魔。
心無い言葉をもしAが見てるとしたら、
心が痛くなる。
最近じゃ、壱馬と喧嘩することも減って、
海青と話してる姿も見なくなった。
どんなに俺らが休んだ方がいいって言っても、
大丈夫、大丈夫、って。
耳にタコができるくらい聞いたAの大丈夫。
大丈夫って言い続けてるけど、全然大丈夫じゃない。
眠れてないのか隈は凄いし、
笑うことが無いわけじゃないけど少なくなって、
連絡だって既読だけとかが増えてて。
俺らはただ心配し続けることしか出来なかった。
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作者名：雪乃 | 作成日時：2024年3月19日 15時
