【暗殺教室】目立たない彼女・三時間目 (ページ40)

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140話　「分裂(1)」ページ40

渚「てきるかどうかわからないけど、殺せんせーの命を助ける方法を探したいんだ」

渚がそう言った。

みんな開いた口が塞がらないまま、三村が問いかける。

三村「助けるって、つまり殺せんせーが三月に爆発しないで済む方法を？」

岡野「当てはあるの？」

渚「今は無い。無いけど…！」

倉橋「私賛成〜！殺せんせーとまだまだたくさん生き物探したい！」

渚「倉橋さん……」

倉橋が明るく賛同した。

片岡も木の影から足を踏み出して口を開く。

片岡「渚が言わなきな私か言おうかと思ってた。恩返ししたいもん」

渚「片岡さん！」

原「もう十分暗殺を通して成長したしね」

杉野「ここから先は新しいチャレンジしていこうぜ！」

不破「新シリーズ開幕だ！」

岡野「やらなきゃ後悔する。やれるだけやってみても良いかもね」

渚「みんな……」

次々と渚に賛同していく生徒たち。

同意してくれる生徒に、渚が胸を撫で下ろした時だった。

中村「こんな空気の中言うのはなんだけど、私は反対」

中村が冷たく、ハッキリと声を上げた。

渚や、殺したくないと声を上げていた生徒たちは驚いた顔で中村を見る。

中村「暗殺者(アサシン)と標的(ターゲット)が私たちの絆。
そう先生は言った。この一年で築いてきたその絆、私も本当に大切に感じてる。
だからこそ、殺さなくちゃいけないと思う」

渚「中村さん……」

渚たちと中村の間に、冷たい空気が流れる。