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私たちは付き合ったところで、
特別何かが変わるわけでも無かった。




先輩は元々インドアだし、私もアウトドアとは言い難い。


けど、二人で過ごす時間は増えた。










北人「人の前でイチャイチャしやがって」




壱馬「別にええやん、なー?」




『先輩って意外と開き直るタイプなんですね』










ただ学校での距離感はだいぶ変わって、
一緒に過ごすことが前よりも増えた。



それはそうだ、先輩はあと少しで卒業するんだから。










敬浩「最近まで死にそうな顔してたくせに、
今じゃこんなにルンルンになりやがって」




直人「二人が付き合ったことでこの学校でどれだけ失恋者が増えたか」




直己「まぁそれが学生の醍醐味ってのもあるけど」




ELLY「直己さんって失恋したこと……」




剛典「エリー、それ聞いちゃだめ、シー」




健二郎「岩ちゃん、今のはナイス判断やな」




隆二「その辺どうなんですか?」




ケンチ「ブルータスお前もか」




哲也「まぁ、隆二は天然だからね…」




将吉「俺らにどうしようもねぇって」




ネスミス「そのままで居て欲しいよ」




啓司「直人くんがゲッソリしてるからそれ以上はやめてやって?」










とか何とか、先生たちが言ってたけど全部フルシカト。



先輩がそうしろって言ってた。




ただ、慎くんなんかは反応が凄かった。










慎「僕から壱馬さんを取るんですか!?」




翔平「俺らのだろうがバカ!!」




慎「しょへは引っ込んでろ!」




樹「元々どっちのでも無いけどね」




翔吾「樹、シー」




北人「阿鼻叫喚……」




壱馬「俺って愛されてたんやなぁ」




北人「そうだよ、気づくの遅すぎ!
本当にどんだけ心配したか……」




慎「もしかして僕らの愛は届いてなかった?」




翔平「なんということでしょうか!」




海青「どうしよう、この二人が言うとマジなのか冗談なのか……」




拓磨「区別つかないこの感じ分かります」




龍「ガチ勢こわい……」




昂秀「怖ぇな、慎たち」




翔吾「みんなドン引きやん」










ダンス部に顔出す用があったついでに報告をしたら、
先輩と仲良かった部員が集まってきて、本当に凄かった。




ただ、少し心配だったのは樹。




いつもより口数が少なく思えた。










『樹、大丈夫?』




樹「ねぇA、」




『何?』




樹「Aは今、幸せ?」










樹の問いかけに、私は言葉が出なかった。

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作者名:雪乃 | 作成日時:2023年12月20日 11時

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