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部活に関しては、
私は顧問の先生と話した結果、今月末で退部。





親が犯罪者なのが広まってしまった以上、
私が退部した方が両社丸く収まる。






それを話した結果、










北人「はぁ?
マジでろくでもない顧問じゃんか」



翔吾「第一、Aは関係無いんやから
一人の生徒として見てあげるのが当然やろ」



樹「大体Aもそれで納得しちゃダメでしょ」



『いや同時に迫られても困るから。
というか、なんで樹がここに居るのよ』



樹「Aが部活辞めるって同い年の子が言ってたから」










情報網早すぎるし、
人見知り酷い樹が誰からそれを聞いたのか気になるけど、
考えれば顔面偏差値高めの彼が聞けば簡単に答える。




私は頭を抱えてため息を吐いた。










私が北人くんに八つ当たりしてからも、
彼は普段通り過ごしてる。



だからこそ私も普段通り過ごしてる。










翔吾「でも、親友たちがこうなってんのに
自分だけのうのうと部活はできんって」



北人「翔吾、樹もだけど、
これはさ、悲しくも俺と壱馬とAのことだから、
二人まで気に病む必要は無いんだよ?」



翔吾「けどさ」



北人「二人とも優しいから、心配してくれてるのも分かる。
でもね、俺らは大人たちに人生を狂わされて、
大人たちの人生を狂わせてしまった。

俺ら、二人の人生まで狂わすつもりは無いよ」



翔吾「北ちゃん」



北人「狂わされて狂わせた人生だけどさ、
俺らの良き理解者でいてくれる二人だけでもさ、
今はまだ巻き込まれないでいてよ」










あなたはそう言ってまた悲しそうに笑う。




その表情に私と岩谷先輩が黙ってると、
樹だけは反応が違った。










樹「分かりましたってなるわけないじゃん。
大好きな人たちが苦しんでるのを見て、
指くわえて見てるだけなんて、無理っすよ俺」










樹はそう言ってくれた。



さも当然かのように、当たり前に。




受け入れてくれて、なんならしっかりと止めてくれた。

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作者名:雪乃 | 作成日時:2023年11月26日 6時

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