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壱馬「そんじゃまたな」



北人「気をつけてね〜」



『お疲れ様でした』










門前で先輩を見送った私たちは、
北人くんの合図で中に戻った。










北人「先にお風呂入っちゃいな〜」



『はい』



北人「好きな入浴剤使って」



『北人くんは何が良いですか?』



北人「俺は森林浴〜」



『ならそれで』










好きな入浴剤、とか特にない私は
いつも彼の希望のものを入れる。




正直、お風呂はあんまり好きじゃない。


のぼせやすい私にとっては地獄で
たま〜にシャワーだけで済ませたりもする。





女子がみんな風呂好きだと思ったら大間違いです。



だから希望じゃないもので構わない。










北人「あれ、早くない?」



『のぼせそうだったから。
お風呂空いたので』



北人「まぁいいや。
俺もお風呂行ってきま〜す」










髪もろくに乾かさないで私は夕食後に冷やしてた紅茶を
グラスに注いで、キッチンで一気に飲み干した。




そのままピッチャーとグラスをリビングのローテブルに置いて
そこでソファーに座ると、テレビを見る。





別に気になるドラマとかでもないけど
ただついてるから見てるだけ。










北人「あれ、まだ居たんだ。
部屋に戻ったと思ってた」



『ソファーにフィットしちゃって。
動くのめんどくさくなったからまぁいっかなって』



北人「ふーん。
あ、課題は?」



『今日は無いですー』



北人「先週までずっと追われてたのにね」



『だから今週無いんですよ』










北人くんは隣に座って、テレビのリモコンを取ると
勝手にチャンネルを変えた。



別にドラマ見てなかったから良いけど。




今度は勝手に私の紅茶まで飲み出す始末。










北人「んー、見たいのある?」



『特には』



北人「なのに見てたんだ」



『つけっぱでお風呂向かうからじゃん』



北人「そうだね〜」



『…………何だこの人』










相変わらずのマイペース。



私はそれを笑うと、眠るために部屋に向かった。











『おやすみなさい』



北人「おやすみ〜」










┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


Kazuma.Kおやすみ、
また明日な!



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

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作者名:雪乃 | 作成日時:2023年11月26日 6時

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