49 ページ49
Aがキッチンで朝食を作っている時、
北人が目を擦りながら起きてきた。
北人「おねーちゃんおはよー」
『おはよう北人。
お誕生日おめでとう』
北人「へへっ、ありがと〜！」
北人は可愛らしい笑顔で喜びを表した。
おねえちゃんぎゅー！と、喜びをハグで表す北人を抱きしめる。
北人「かずま、まだおきないのかな〜」
『起こしてもいいよ』
北人「わーい！」
そう言って北人は壱馬を叩き起す。
壱馬「あ、ほくと、おはよ」
北人「おはよ」
壱馬「たんじょーびだねほくと」
北人「うん！」
壱馬「おめでとー」
北人「ありがとー！」
広臣「って」
Aは声でしか想像できないが、
きっと壱馬に飛びついた北人が勢い余って、広臣にぶつかったのだろう。
想像すると可愛らしい。
広臣「なに……」
北人「おにーちゃんおはよー！！」
広臣「おう、はよ……」
壱馬「おにーちゃん、きょう、ほくと、たんじょーび……」
広臣「誕生日おめでとう北人」
北人「へへっ、おにーちゃんもありがと〜！」
壱馬「ほくと、おもい、くるしい……」
後ろのやり取りが可愛らしくて、Aは思わず笑ってしまった。
そんな時、広臣のスマホに着信が鳴った。
広臣「はい……、あー、おう……。
おめでとう、岩ちゃん」
北人「がんちゃんなの！？ほくもでんわする！！」
広臣「あ、ちょい待ち、ほら」
真っ先に、岩ちゃんおめでとう〜！
と言った北人はとても愛されて育ったんだろうと思う。
岩田【ありがとう。
北人も、誕生日おめでとう、生まれてきてくれてありがとう】
北人「ありがと〜！」
岩田【今度、プレゼント渡すね】
北人「うん！」
岩田【臣さんもAさんも、しっかり祝ってあげてよ】
広臣「当たり前だろ」
『当然よ』
岩田【……じゃ、切るね。
またね、北人、壱馬】
壱馬「ぁ……」
壱馬が話す間も無く終わってしまって、
シュンとした壱馬を見て可哀想だと思った広臣は、
後ほど、音声でお祝いメッセージを送った。
北人「ほくと、なんさい？」
『6歳だよ』
北人「ほく、6歳！！」
今日一日、北人はテンションが高かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこ(プロフ) - お疲れ様でした。まじでこのお話好きすぎて終わりが悲しく感じます。とても良いお話に出会えて良かったです！ (10月9日 20時) (
レス) @page50 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - なんかもう全てが尊く感じる、、、このお話大好きです！！ (10月5日 1時) (レス) @page46 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪乃 | 作成日時：2023年8月18日 12時
