32 ページ32
色々あったがどうにかこなした体育祭準備。
不真面目な二人が参加する訳もなく。
片岡【お前ら揃いも揃って休みって】
広臣「まぁ俺らも暇じゃないんで」
『これで単位落ちても怖くないし痛くもない』
片岡【自由人か！！】
スピーカーで怒鳴られる。
のだが、全く悪びれない二人。
広臣「じゃ、俺らは今からチビたちとお出かけするので」
『頑張ってくださ〜い』
一方的に電話を切る二人。
北人「せんせい、おこってたね？」
壱馬「いいの？」
広臣「いいよ別に、怖くないし」
『代わりに課題増えるけどね』
広臣「んじゃ、壱馬、北人、どこ行きたい？」
壱馬「んーと……」
北人「このまえはがんちゃんとりゅうじくんに、
どうぶつえんつれてってもらったよ！」
壱馬「たかひろくんにすいぞくかんも」
広臣「……アイツら後で説教」
『いつの話かと思えば、私らがどっちも委員会の時か』
Aは北人の着替えを済ませると、
北人の柔らかい頬を摘んだ。
『可愛いねほっくん』
北人「ふふーん」
広臣「壱馬はー？して」
壱馬「……かずまは？」
『壱馬も可愛いよ〜』
Aは二人を強く抱きしめる。
これは広臣、Aが決めたことである。
必ず一日に一回は抱きしめること。
『今日も大好きよ』
北人「ほくも、だいすきよー！」
壱馬「かずまも！」
広臣「んじゃ、そろそろ出るか」
『ん』
今日はどこに行こうか考える。
北人「こうえんいきたい！」
壱馬「だめだよ、きょうあついよ？」
北人「だいじょうぶだもん！」
『どうしたの？』
壱馬「ほくとね、……たいようであかくなる」
『北人、一度お洋服買って夕方に公園行こう』
北人「はーい！」
Aの言葉に両手を上げた北人。
壱馬「…………ん」
その様子に安心した壱馬を、二人は見逃さなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこ(プロフ) - お疲れ様でした。まじでこのお話好きすぎて終わりが悲しく感じます。とても良いお話に出会えて良かったです！ (10月9日 20時) (
レス) @page50 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - なんかもう全てが尊く感じる、、、このお話大好きです！！ (10月5日 1時) (レス) @page46 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪乃 | 作成日時：2023年8月18日 12時
