16 ページ16
今市「あ、昨日早退した臣が来たよ〜、遅刻で」
広臣「うっせぇ」
俺が入ると、いつもつるんでる隆二が反応する。
それから担任の片岡先生も。
片岡「臣お前さ〜、遅刻するならするで連絡しろよ〜。
普通に欠席って書いちまったじゃん」
広臣「……」
片岡「臣くん先生を無視しないでください。
後で田崎先生に言っちゃお」
広臣「それは嫌だ」
絡みがウザイ先生。
対してAの所の小林先生は侍みたいな人。
たま〜に準備室で木刀振ってる。
片岡先生は、まぁ、うん、……うん。
今市「例の弟くんたち？」
広臣「まぁ……」
前の席の隆二が絡んで来た。
隆二は俺に弟ができたことを伝えてた。
今市「どう？慣れた？」
広臣「全然。
昨日は幼稚園に行かないっつって愚図って今日も愚図った」
今市「人見知り？」
広臣「……多分」
今市「じゃあ臣とAちゃんと同類だ」
家庭の事情を知ってる隆二は黒板を見てニヤニヤする。
今市「まぁそんなAちゃんと同じ役員なったから良かったね」
広臣「は！？」
片岡「お前ら駄弁るのは良いけど静かにしろよ〜」
片岡先生に注意されたけど、それどころじゃない。
広臣「役員ってどういうことだよ！」
今市「昨日の五時限目、体育祭の役員決めだったんだけど。
お前ら揃いも揃って役職持ってるから」
広臣「なんの！？」
今市「体育委員」
広臣「無理だろ！？
時間ねぇぞ俺ら」
今市「仕方ないよ、昨日どっちも居なかったし。
ちなみに俺は音響だから代われないよ〜」
広臣「ふざけんなよマジ、どうすんだよ」
今市「岩ちゃんに迎えお願いしたら？
岩ちゃんは役員断ったらしいし」
広臣「あいつが面倒見たら一人はまだしも、もう一人はストレスやべぇって」
どうすんだよって、めちゃくちゃ頭を悩ませた俺。
片岡「登坂」
広臣「あ？」
片岡「諦めろ」
ガチめに終わりを迎えた俺。
いつの間にか授業を終えてた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りこ(プロフ) - お疲れ様でした。まじでこのお話好きすぎて終わりが悲しく感じます。とても良いお話に出会えて良かったです！ (10月9日 20時) (
レス) @page50 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - なんかもう全てが尊く感じる、、、このお話大好きです！！ (10月5日 1時) (レス) @page46 id: c4c1d5cc21 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪乃 | 作成日時：2023年8月18日 12時
