リアル不仲のWエース5【THE RAMPAGE】

＊私の神様 ページ8

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「は、初めまして！村川Aです！
まだ美容師見習いなのですが、よろしくお願いします！」





R「よろしくお願いします」







緊張する中、同伴スタイリストとして、
なぜか美容師見習いの私が選ばれた。




生まれてこの方20年。



私は流されて生きてきたが故に、
こんな気まずい中に……。







健太「可愛いね君」




A「ふぇ」




健太「ふぇ…って」




海青「健太さん口説くのやめたってくださ〜い」




瑠唯「健太くんには僕が居るじゃない！」




健太「与那嶺うるさい」




瑠唯「ごめん健太くん！」




A「はわわわわ……」




『ちょっとー、デカブツ野郎共。
小動物いじめてないで早く準備しろって』




健太「いじめてないし！」




『めちゃくちゃ困り顔じゃんか。
ごめんね、ナンパされるわ、囲まれるわで怖いよね』








周りが怖い人ばかりでどうしたらいいか分からない時、
グループで唯一の女性である鈴本Aさんが助けてくれた。




本当に素敵な人だと思った。




身長はそう高くないかもしれないけれど、
でも、鈴本さんは細すぎない体型で物凄く綺麗だと思う。




そんな方が、ビビって話せない私を助けてくれた。







A「ほ、ほんもの？」




『ん？』




A「あ、あああああ、ありがとうございます！」




『気にしないでください。
ごめんなさい、ウチの輩がビビらせちゃって。
あの人たちはあとでシバいとくから』




A「い、いえいえ」




『一番最初に担当するあの怖い人、
ただの人見知りってのもあるけど、あんまり異性と会話できなくて。
目付きも悪いし態度も悪いけど、ただ黙ってるだけのオタクだから』




A「え……」




壱馬「聞こえてんでマウンテンゴリラ」




『あっ、いまは……』




A「ひぃっー！」




壱馬「あっ」




『バーカ。何やってんの。
あんた今不審者の極みなんだから黙ってオタクしてなさいよ。
村川さんがビビっちゃうでしょ』






『ごめんね、怖がらせて。
あの態度取るの私にだけだから、
もしあの人に限らず暴言吐かれたらすぐ教えて。
殴り飛ばすから』




A「はっ、はい」





『ってな訳で野郎共、
この子怖がらせたらてめぇらの金(○)無くなると思え？』





R「イエッサー」








ビビりで何も言えない私だけど、
この時の鈴本さんは、私の神様になった。

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