リアル不仲のWエース5【THE RAMPAGE】

＊戦犯・陣/リク ページ43

陣「Aが撮影中の怪我で病院にっ！」







帰りの車で報告を受けて、
力矢さん、陸さん、壱馬、昂秀、俺北人の五人と
送迎の運転手だったスタッフさんとで、病院に向かった。



何か大きな怪我とかしてんのかって、
壱馬も心配そうだし、陸さんと昂秀に至っては泣きそう。



とかいう俺も心配で手が震えた。







力矢「ダメだ、A電話出ない」




昂秀「ち、治療中とか？」



陸「お願い、無事で居て……」



壱馬「…………」







Aのことだからきっと何ともない顔で笑ってる。



そう信じたいけど、そうじゃないことがある。


不安な中病院について、
マネージャーさんに言われた場所に急ぐ俺たち。







言われた病室に着いた時、真っ先に壱馬がドアを開けて。







壱馬「A！」



陸「A大丈夫！？」



昂秀「Aさんっ！」



力矢「ちょ、静かにッ」



北人「A！」







力矢さんの言葉も聞かずにスライドドアを開けると、
そこには呑気に笑ってるAとマネージャーさん。



A自身めちゃくちゃ元気そうで。







『なんで居るの？』



壱馬「お前、怪我で運ばれたって」



『あぁ、捻挫。
ただ筋やってるか分かんないから明日検査ってことで、
今日は念の為入院だけど』



北人「えっ」



『何そんな真っ青なのみんな』



昂秀「どんだけ心配したと思ってんすか！」



『えぇ……ただ連絡つきやすかった陣さんに連絡しただけなのに？』



陸「全ての戦犯は陣くんじゃん！！」



北人「俺ら、Aが病院に搬送されたって聞いて、
何か大怪我とかあったのかなって心配で」



力矢「同じ送迎車だったから、来ちゃったよ」



『あー、なるほど』







簡単に聞いてるAは笑ってた。


いつの間にか抱きついてた昂秀を撫でながら
のほほんってしてて、その顔はお姉ちゃんっぽくて。







『心配かけてごめんね昂秀。
壱馬も、ほっくんもりっくんも、力矢さんも』



力矢「Aが無事なら何でも」




陣「A大丈夫か？」







そんな時陣さんがやって来た。



呑気な声に、変に焦った俺らは一気に詰め寄った。







壱馬「何でもややこしくすな！」



昂秀「どんだけ焦ったと思って！！」



陸「何も大怪我じゃないじゃん！！」



力矢「伝え方って凄い大事だと思う俺」



北人「今回は陣が悪いよ！」









陣「なんかすまんけど、何事？」



『一生ネタにされるねこりゃ(笑)』

＊ランペのため/リク→←＊▽

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