リアル不仲のWエース5【THE RAMPAGE】

＊悪夢/リク ページ40

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ふと、誰かに押し倒されて首を締め付けられた。







"「お前が悪ぃんやろ？」"




"『離してよ……』"




"「抵抗したらアカンで？
もっと痛い目に遭ってまうから」"




"『ちょっと、どこに手入れて』"




"「普段強気やけど、こういう時は弱気になるんやな。
最高」"





"『っ、なんで……』"







そこから先は言葉にしたくない。



最早それが夢なのか現実なのか分からなくて、
ただただ全身が痛くて、訳も分からず泣けてきた。




今まで経験したことの無い痛みと苦しさ。





それらが夢なら醒めて欲しい。





そう思いながら時間が経つのを待ってると、
時間に設定したアラームの音で目が覚めた。







『っ、はぁ、はぁ……はぁ……』







起きるといつもと変わらない匂い。



部屋のクローゼットなのは確かで、
変な汗がびっしょり。




それほどに笑えない夢だったんだと思った。



悪寒、冷や汗、動悸、息苦しさ、頭痛。







『最悪』







夢見は悪ければ、体調も悪いらしい。



ただ今日は、久しぶりにメンバーが揃う日だから
極力休みたくは無い。



だけど、鮮明に覚えてる夢の中の相手と
こんなにも顔を合わしたくないと思ったのは初めてだ。







『はぁ……嫌だな……』







そう思いながら重い身体を動かして、
汗を流しにシャワーを浴びた。








『おはようございます……』




陸「ひらがな二文字ちゃんおはよ〜！」



陣「陸さんテンション高いな、
Aおはよう」




海青「Aさんおはよう」



『……ちぇい〜！』



海青「おぉっと、どないした？」



『ちぇいは今日、私のボディーガードね』



海青「んん？」







そう言って私は椅子に座るちぇいの横を陣取り、
まだ来てないアイツをどうやって回避しようかと考える。



分かってる、あれは所詮夢だって。





あいつはそんなヤツじゃないことくらい、
わかってるんだけれど。






「おはようございます」



「おはようございます…」






そう思ってたらちょうどあいつが来て、
体が強ばってしまった。

＊▽→←＊演技力

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