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パーティー 2 ページ4

正確に言えば

“美尊さんが嫌がっていた婚約を、エイトさんが阻止した”

らしい


私達は花火を見るために外へと移動を始める


聞いておいてなんだけど、正直言って私の頭は別の事を考えていた




あの人と前に出会ったことがあるのか


私はどうして白木蓮が好きなのだろうか


思い入れでもあるのか


何かが心につかえてとれない



そんな事を考えながら歩いていたせいで段差につまずいた


痛い。けれど、思っていたほどの衝撃はなかった。


私の下にあの人がいて、私の白木蓮も落ちていた


彼は私の耳元でこう言った


?「天使かと思った。」


その瞬間、私の記憶にある光景が蘇った


«天使かと思った。»


«誰…?»


«僕は尊氏だ。»


手、仕草、この香り。


貴方の深いその瞳……


『尊氏くん…?』


あのときみたいに貴方は言った


尊「そう、尊氏。」

尊氏との出会い→←パーティー 1



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作者名: | 作成日時:2018年3月13日 18時

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