ala (ページ3)

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パーティー　1 ページ3

そんな事があってから数日後

菜緒に誘われて乗馬倶楽部のパーティーに来ていた

パーティーって美味しいものがあったりするから、つい…

『菜緒どこ～…』

当たり前だけど知らない人ばっかりで立ち尽くしていた

？「新規の方ですか？」

後ろから声をかけられ振り向くと、男性がいた

『えっ、私は菜緒さんに誘われてっ』

突然のことだったので笑顔なんか忘れて無表情だったかも

それか変な顔をしていたか

その人は笑った

？「フフッ…菜緒さんならあちらにいらっしゃいましたよ。」

『ありがとうございます！』

私が菜緒のところへ行こうとしたとき、その人は私を引き留めた

？「その花、白木蓮ですか？」

私の頭につけていた花を指差して言う

『はいっ！小さい頃から白木蓮が好きだったので。』

？「きれいだね、似合ってるよ。」

『…！ありがとうございます。それじゃあ』

あの人に、あの人が持っている瞳に

前にも同じように見つめられたような気がして

それがいつだったのか、どこだったのか

それとも別の人なのか

思い出せそうにない…

菜緒がいるという方向に向かって歩いていると、会場の電気が消えた

ザワザワとしている中、スクリーンに映像が写し出された

男と女の……そういう映像だった

映像が消えると電気がついて、菜緒が見えた

それに加え見えたのは、美尊さんとあの人、あとは…歌舞伎町のホストさん？

ホストさんが出ていくと、美尊さんは後を追いかけて行ってしまった

私は菜緒の元へ行く

『菜緒、何があったの？』

菜「A！ドレス可愛いー!!」

『質問に答えてってば。』

菜緒は、「えー」と言いたげな顔でこちらを見て

菜「エイトさんが美尊を救った。」

と言った。